2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問12 (学科 問12)
問題文
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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問12(学科 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の一定期間における解約返戻金額および死亡保険金額が他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険に比べて低く抑えられているため、割安な保険料が設定されている。
- 変額保険(終身型)では、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)が保証されており、運用実績にかかわらず、死亡保険金の額は基本保険金額を下回らない。
- 定期保険特約付終身保険(更新型)は、定期保険特約を同額の保険金額で更新する場合、被保険者の健康状態についての告知や医師の診査が必要であり、その健康状態によっては更新することができない。
- 逓減定期保険は、保険期間の経過に伴い所定の割合で保険料が逓減するが、保険金額は一定である。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、生命保険の一般的な商品設計や仕組みの理解を問う知識問題です。用語の違いや、似たような商品の設計の違いを正確に把握しているかどうかが試されます。
不適切
低解約返戻金型終身保険では、解約返戻金は低く抑えられていますが、死亡保険金額は通常型と同じです。
死亡保障が削られているわけではなく、解約リスクを取る代わりに保険料が割安になっている設計です。
適切(正解)
変額保険(終身型)では、契約時に決めた基本保険金額は最低保証されています。運用がうまくいけば保険金は増えますが、悪いときでも基本額を下回ることはありません。
ただし、解約返戻金や満期保険金には保証がない点は注意が必要です。
不適切
更新型の定期保険特約では、更新時に健康状態にかかわらず自動更新されるのが特徴です。つまり、健康状態の悪化があっても更新できるため、告知や診査は原則不要です。
ただし、保険料は年齢に応じて高くなります。
不適切
逓減定期保険は、時間の経過とともに保険金額が減っていく保険です。
これは、住宅ローンなどの返済が進むにつれて必要な保障額が減ることに対応しています。
生命保険の商品にはいろんな種類がありますが、それぞれ設計の意図と仕組みの違いを正しく理解することが大切です。
商品の設計の意図を考えれば、どの選択肢が正解か、おのずと見えてくるはずです。
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02
リスク管理の私的保険、生命保険に関する問題です。
生命保険の種類や特徴等を問われています。
不適切
低解約返戻金型終身保険とは、保険料払込期間中の解約返戻金額を抑えることにより、通常の終身保険より保険料が割安となる点が特徴です。本選択肢では「解約返戻金額および死亡保険金額が他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険に比べて低く抑えられている」となっていますが、低く抑えられているのは解約返戻金のみです。死亡保険金額は同水準となります。
適切
変額保険とは、保険料の運用成果によって、保険金や解約返戻金が増減する保険です。解約返戻金額等は運用成績によって金額が決定するので、最低保証額はありません。しかし、死亡保険金等には基本保険金額が保証されているので、最低保証額は確保されています。
不適切
定期保険特約付終身保険とは、主の終身保険(死亡・高度障害状態を一生涯保障)に、特約として定期保険(死亡・高度障害状態を一定期間保障)をつけた保険です。つまり、定期保険を付けている間は、保障が手厚くなるイメージです。更新型の場合自動更新になるので、告知や診査は不要となります。
不適切
逓減定期保険とは、契約開始から満期まで段々と保険金額が減少する保険です。支払う保険料は一定ですが、支払われる保険金額が逓減します。本選択肢では、保険金額と保険料の説明が逆となっているため、間違いとなります。
生命保険の種類は多く、混乱する方も多いでしょう。
生命保険の名の意味を理解し、内容や特徴と関連付けて覚えておくと、解答率が安定してきます。
また、得た知識を活用して、自身の私的保険の内容を見直してみましょう。
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