2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問28 (2 問16)
問題文
架空電車線の区分装置のうち、電気的に区分する装置として、最も不適当なものはどれか。
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問28(2 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
架空電車線の区分装置のうち、電気的に区分する装置として、最も不適当なものはどれか。
- エアセクション
- エアジョイント
- FRPセクション
- がいし形セクション
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この過去問の解説 (1件)
01
本問は、架空電車線の区分装置のうち、電気的に区分する装置として適さないものを選ぶものです。
正しい選択肢です。
隣り合う給電系統間の架線を約300 mm(在来線)/約500 mm(新幹線)の間隔で平行に張り、間の空気を絶縁体として利用し、電気的に区分します。
これにより、車両が通過するときに異なる電源系統間の電流が流れないようにできます。
誤っている選択肢です。
見た目は区分装置に似ますが、実際には両側の架線を内部で導体つまり電気的に接続する装置です。
架線間の空間は維持しつつ、ジャンパ線やコネクタで通電させる構造のため、区分装置としては用いられません。
この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。
正しい選択肢です。
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)製の絶縁板そのものを吊架線とトロリ線の間に直列に配置し、その非導電性で電気的に分離します。
空気式に比べて全長を短くできるため、駅構内や渡り線などの低速区間で多く使われます。
正しい選択肢です。
架線を碍子(がいし)の直列構造で支持し、その碍子自体の高い絶縁性能で系統間を分離します。
通過速度に応じた碍子の個数・形状が定められており、安全に電気的区分ができます。
以上より、FRPセクション・エアセクション・がいし形セクションはいずれも絶縁体を用いて電気的に区分する装置ですが、エアジョイントのみが電気的に接続する装置のため不適当です。
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