2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問31 (2 問19)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問31(2 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

アスファルト舗装と比較したコンクリート舗装に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • せん断力に強いが、曲げ応力に弱いので沈下しやすい。
  • 耐久性に富んでいる。
  • 施工後の養生期間が長く、部分的な補修が困難である。
  • 温度変化によって、膨張、収縮するので、目地が必要である。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、アスファルト舗装とコンクリート舗装の特徴の違いを理解しているかを問う内容です。特に、構造的な性質や施工・維持管理のしやすさなどが比較のポイントになります。

選択肢1. せん断力に強いが、曲げ応力に弱いので沈下しやすい。

不適当な記述です。
コンクリートは曲げ応力に弱いという点は正しいですが、沈下しやすいという表現は不適切です。
沈下は、地盤の支持力や施工の問題によるもので、材料の曲げ応力との因果関係は直接的ではありません。
また、コンクリート舗装は構造的に厚く、沈下に対して比較的強いです。

 

この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。

選択肢2. 耐久性に富んでいる。

適切な記述です。
コンクリート舗装はアスファルトに比べて長寿命で、車両荷重や気象条件にも強く、耐久性が高いのが特長です。

選択肢3. 施工後の養生期間が長く、部分的な補修が困難である。

適切な記述です。
コンクリートは硬化に時間がかかるため、施工後の養生期間が必要です。

補修もアスファルトに比べて手間がかかり、柔軟な対応が難しいです。

選択肢4. 温度変化によって、膨張、収縮するので、目地が必要である。

適切な記述です。
コンクリートは熱によって膨張・収縮するため、クラック(ひび割れ)を防ぐためにあらかじめ目地を設ける必要があります。

まとめ

コンクリート舗装が「沈下しやすい」というのは根拠が薄く、材料の性質として適切な表現ではありません。他の選択肢はコンクリート舗装の特徴を正しく表しています。

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02

アスファルトとコンクリートは、耐久性やコストの面で大きな違いがあります。

選択肢1. せん断力に強いが、曲げ応力に弱いので沈下しやすい。

誤った内容です。

せん断力とは、平行で逆向きの2つの力によって物体を平行四辺形に変える1対の力のことを指します。

曲げ応力とは、ある物体に外部から曲げの力を加えられたときに、物体内部で発生する反発力のことです。


コンクリートは、せん断力に弱くひび割れを起こしやすいです。

選択肢2. 耐久性に富んでいる。

正しい内容です。

アスファルトより耐久性が高く、寿命も長いです。


 

選択肢3. 施工後の養生期間が長く、部分的な補修が困難である。

正しい内容です。

コンクリートは、施工後に十分な養生期間が必要であり、アスファルトと比較すると、補修も手間がかかります。


 

選択肢4. 温度変化によって、膨張、収縮するので、目地が必要である。

正しい内容です。

目地とは、煉瓦(れんが)、コンクリート、ブロック・タイルなどの継ぎ目のことです。コンクリートは温度変化による伸縮が大きく、ひび割れ防止の為目地が必要です。


 

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