中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問193 (中小企業経営・中小企業政策 問6)

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問題

中小企業診断士試験 令和6年度(2024年) 問193(中小企業経営・中小企業政策 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、大企業、中堅企業および中小企業について、1企業当たりの売上高の推移を2009年度比の増減率で見た場合、2015年度以降の推移に関する記述として、最も適切なものはどれか。
なお、ここでは資本金10億円以上の企業を大企業、資本金1億円以上10億円未満の企業を中堅企業、資本金1,000万円以上1億円未満の企業を中小企業とする。
  • 大企業が中堅企業を下回り、中小企業を上回っている。
  • 大企業が中小企業を下回り、中堅企業を上回っている。
  • 中堅企業が大企業を下回り、中小企業を上回っている。
  • 中堅企業が中小企業を下回り、大企業を上回っている。
  • 中小企業が大企業を下回り、中堅企業を上回っている。

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この過去問の解説 (2件)

01

財務省「法人企業統計調査年報」から、1企業当たりの売上高推移を問う問題です。

 

本問は、中小企業白書2023 第1部-第3章-第4節「地域の包摂的成長」の1「地域の中堅・中核企業の現状」(Ⅰ-102ページ)第1-3-18左図からの出題となります。以下に、当該ページの表を掲載します。

(出所:中小企業庁「中小企業白書2023」)

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2023/PDF/chusho.html

 

Ⅰ-102ページでは、以下のように記述されています。(一部、内容を省略または加筆しています)

 

第1-3-18左図は、一企業当たりの売上高の推移について、2009年比の増減率を企業規模別に見たものである。これを見ると、2015年以降連続して売上高は中堅企業が中小企業、大企業を上回っている。

選択肢1. 大企業が中堅企業を下回り、中小企業を上回っている。

冒頭の解説より、大企業が中堅企業を下回り、中小企業を上回っているため正解の選択肢となります。

選択肢2. 大企業が中小企業を下回り、中堅企業を上回っている。

冒頭の解説より、大企業が中小企業を上回り、中堅企業を下回っているため不適切な選択肢です。

選択肢3. 中堅企業が大企業を下回り、中小企業を上回っている。

冒頭の解説より、中堅企業が中小企業、大企業を上回っているため不適切な選択肢です。

選択肢4. 中堅企業が中小企業を下回り、大企業を上回っている。

冒頭の解説より、中堅企業が中小企業、大企業を上回っているため不適切な選択肢です。

選択肢5. 中小企業が大企業を下回り、中堅企業を上回っている。

冒頭の解説より、中小企業が大企業を下回り、中堅企業を下回っているため不適切な選択肢です。

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02

財務省「法人企業統計調査年報」のデータに基づいて、2009年度比の1企業あたりの売上高の増減率について、2015年度以降の推移を見ていきます。

 

 

 

実際の調査データでは、2015年度以降の1企業あたりの売上高(2009年度比増減率)は、以下の順番で推移しています。

 

・中堅企業が最も高い

・大企業がそれに次ぐ

・中小企業が最も低い

 

つまり、

中堅企業 > 大企業 > 中小企業 となります。

 

この順番に合う記述は、

「大企業が中堅企業を下回り、中小企業を上回っている。」 です。

選択肢1. 大企業が中堅企業を下回り、中小企業を上回っている。

正しいです。

選択肢2. 大企業が中小企業を下回り、中堅企業を上回っている。

誤りです。

選択肢3. 中堅企業が大企業を下回り、中小企業を上回っている。

誤りです。

選択肢4. 中堅企業が中小企業を下回り、大企業を上回っている。

誤りです。

選択肢5. 中小企業が大企業を下回り、中堅企業を上回っている。

誤りです。

まとめ

2015年度以降、1企業あたりの売上高(2009年度比増減率)は、中堅企業が最も高く、大企業、中小企業の順に続いています。

中堅企業は効率的な経営や市場対応力を生かし、売上を大きく伸ばしている傾向があります。

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