中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問186 (中小企業経営・中小企業政策 問1)

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問題

中小企業診断士試験 令和6年度(2024年) 問186(中小企業経営・中小企業政策 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

中小企業庁は、「中小企業白書2023年版」において、総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」に基づき、企業規模別の従業者総数(民営、非一次産業、2016年)を公表している。また、令和5年12月には、総務省・経済産業省「令和3年経済センサス-活動調査」に基づき、企業規模別の従業者総数(民営、非一次産業、2021年)を公表している。
総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」に基づき、従業者総数(民営、非一次産業、2016年)を見ると、従業者総数全体に占める中小企業の従業者総数の割合は、約( A )割となっている。
また、総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」に基づき、従業者総数を大企業、中規模企業、小規模企業について見た場合、( B )は( C )を上回り、( D )を下回る。
なお、従業者総数とは、会社及び個人事業者の従業者総数である。また、ここで中規模企業とは、中小企業のうち小規模企業以外を示すものとする。
  • A:7  B:大企業  C:小規模企業  D:中規模企業
  • A:7  B:大企業  C:中規模企業  D:小規模企業
  • A:7  B:中規模企業  C:小規模企業  D:大企業
  • A:8  B:小規模企業  C:大企業  D:中規模企業
  • A:8  B:中規模企業  C:大企業  D:小規模企業

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この過去問の解説 (2件)

01

「平成28年経済センサス-活動調査」から、従業者総数に関する問題です。

 

従業者総数はオーソドックスな論点であり、難しい内容でもないため、受験するからには正答して当然の問題になります。本問の難易度も低く、確実に正答することが求められます。

 

・空欄A

従業者総数全体に占める中小企業の従業者総数の割合は、約7割です。

 

・空欄B~D

企業規模別の従業者総数は、多い順に中規模企業>大企業>小規模企業となります。

 

したがって、大企業(B)は小規模企業(C)を上回り、中規模企業(D)を下回ります。

選択肢1. A:7  B:大企業  C:小規模企業  D:中規模企業

冒頭の解説より、「A:7、B:大企業、C:小規模企業、D:中規模企業」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。

選択肢2. A:7  B:大企業  C:中規模企業  D:小規模企業

冒頭の解説より、「A:7、B:大企業、C:小規模企業、D:中規模企業」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。

選択肢3. A:7  B:中規模企業  C:小規模企業  D:大企業

冒頭の解説より、「A:7、B:大企業、C:小規模企業、D:中規模企業」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。

選択肢4. A:8  B:小規模企業  C:大企業  D:中規模企業

冒頭の解説より、「A:7、B:大企業、C:小規模企業、D:中規模企業」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。

選択肢5. A:8  B:中規模企業  C:大企業  D:小規模企業

冒頭の解説より、「A:7、B:大企業、C:小規模企業、D:中規模企業」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

中規模企業と小規模企業で比較すると、中規模企業の従業者総数は小規模企業の3倍以上です。

 

この状態は今後も大きく変動することはないと思われるため、暗記しやすいと思います。

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02

この問題は、中小企業白書や経済センサスに基づく企業規模別の従業者総数に関する基本的な知識を問うています。問題文の空欄A~Dに適切な語句を入れる必要があります。中小企業の位置づけや規模別の従業者数の比較は、中小企業診断士として押さえておくべき重要な統計データです。

選択肢1. A:7  B:大企業  C:小規模企業  D:中規模企業

この選択肢は正しいです。従業者総数全体に占める中小企業の従業者総数の割合は約7割であることが経済センサスから確認できます。また、企業規模別の従業者総数を比較すると、中規模企業>大企業>小規模企業の順になります。したがって、大企業は小規模企業を上回り、中規模企業を下回るという記述は適切です。

選択肢2. A:7  B:大企業  C:中規模企業  D:小規模企業

この選択肢は誤りです。空欄Aの「7」は正しいですが、実際の従業者総数の順位は中規模企業>大企業>小規模企業です。選択肢では「大企業は中規模企業を上回り、小規模企業を下回る」という記述になっており、実際の状況と異なります。

選択肢3. A:7  B:中規模企業  C:小規模企業  D:大企業

この選択肢は誤りです。空欄Aの「7」は正しいですが、文脈から見ると「中規模企業は小規模企業を上回り、大企業を下回る」という記述になります。しかし実際は、中規模企業は大企業よりも従業者総数が多いため、不適切な記述となっています。

選択肢4. A:8  B:小規模企業  C:大企業  D:中規模企業

この選択肢は誤りです。空欄Aの「8」は不正確で、正しくは「7」です。また、実際の従業者総数は中規模企業>大企業>小規模企業の順であるため、「小規模企業は大企業を上回り、中規模企業を下回る」という記述は誤りです。

選択肢5. A:8  B:中規模企業  C:大企業  D:小規模企業

この選択肢は誤りです。空欄Aの「8」は不正確で、正しくは「7」です。さらに「中規模企業は大企業を上回り、小規模企業を下回る」という記述になりますが、実際は中規模企業は小規模企業よりも従業者総数が多いため、不適切です。

まとめ

本問の正解は選択肢1です。中小企業の従業者総数が全体の約7割を占めること、そして従業者総数の規模別順位が中規模企業>大企業>小規模企業であることを正確に理解する必要があります。この統計データは中小企業政策を考える上での基本的な知識として重要です。なお、中規模企業の従業者総数は小規模企業の3倍以上であり、この関係は今後も大きく変動することは少ないと考えられるため、確実に押さえておきましょう。

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