中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問43 (財務・会計 問17)
問題文
B社は、800百万円の初期投資を伴う投資案の実施を検討している。この事業を実施すれば、当期以降永続的に100百万円のキャッシュフローが毎期末に発生すると予想される。
この投資案に対する内部収益率法による採否と正味現在価値法による採否の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、資本コストは10%とする。
この投資案に対する内部収益率法による採否と正味現在価値法による採否の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、資本コストは10%とする。
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問題
中小企業診断士試験 令和6年度(2024年) 問43(財務・会計 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
B社は、800百万円の初期投資を伴う投資案の実施を検討している。この事業を実施すれば、当期以降永続的に100百万円のキャッシュフローが毎期末に発生すると予想される。
この投資案に対する内部収益率法による採否と正味現在価値法による採否の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、資本コストは10%とする。
この投資案に対する内部収益率法による採否と正味現在価値法による採否の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、資本コストは10%とする。
- 内部収益率法:採択 正味現在価値法:採択
- 内部収益率法:採択 正味現在価値法:不採択
- 内部収益率法:不採択 正味現在価値法:採択
- 内部収益率法:不採択 正味現在価値法:不採択
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この過去問の解説 (2件)
01
内部収益率法および正味現在価値法に関する問題です。
・内部収益率法(割引率をrとします)
「キャッシュフロー発生額÷割引率r-初期投資額=0」に数値を代入すると、
100÷r-800=0
式を展開すると、
r=100÷800
r=12.5%
資本コスト10%を上回ります。
・正味現在価値法
「キャッシュフロー発生額÷資本コスト(10%=0.1)-初期投資額>0」に数値を代入すると、
100÷0.1-800>0より、
200>0
毎期末に発生するキャッシュフロー100百万円を上回ります。
冒頭の解説より、内部収益率法では12.5%、正味現在価値法では200百万円となるため、内部収益率法および正味現在価値法のいずれも「採択」となり、正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、内部収益率法では12.5%、正味現在価値法では200百万円となるため、内部収益率法および正味現在価値法のいずれも「採択」となり、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、内部収益率法では12.5%、正味現在価値法では200百万円となるため、内部収益率法および正味現在価値法のいずれも「採択」となり、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、内部収益率法では12.5%、正味現在価値法では200百万円となるため、内部収益率法および正味現在価値法のいずれも「採択」となり、不適切な選択肢です。
【補足】
内部収益率法、正味現在価値法については、本問のように計算させる以外に、それぞれの特徴や長所・短所を文章で正誤判断させる出題形式もあります。そのため、計算式はもちろんのこと、それぞれの特徴や長所・短所についてもおさえておきましょう。
なお、2次試験においても計算問題で出題される論点です。
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02
内部収益率法とは、投資によって得られるキャッシュフローと投資額の現在価値が一致する割引率が、資本コストより高いかで投資の収益率を評価する指標のことです。
内部収益率が高いほど投資の効率が良いと言えます。
永続的にキャッシュフローが発生する場合、内部収益率は(キャッシュフロー発生額➗投資額)で
計算できます。計算すると12.5となり資本コストを上回るので採択となります。
正味現在価値法とは、投資によって得られるキャッシュフローの現在価値が投資額を上回っているかで投資の収益率を評価する指標のことです。
正味現在価値が投資額を上回っているほど投資の効率が良いと言えます。
永続的にキャッシュフローが発生する場合、正味現在価値は(キャッシュフロー発生額➗資本コスト)で計算できます。計算すると1000となり投資額を上回るので採択となります。
上記の解説から、内部収益率法、正味現在価値法ともに採択となります。そのため正しい選択肢です。
上記の解説から、内部収益率法、正味現在価値法ともに採択となります。そのため誤った選択肢です。
上記の解説から、内部収益率法、正味現在価値法ともに採択となります。そのため誤った選択肢です。
上記の解説から、内部収益率法、正味現在価値法ともに採択となります。そのため誤った選択肢です。
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