中小企業診断士 過去問
令和5年度(2023年)
問120 (運営管理 問29)
問題文
下表は、店舗Xにおける、ある期間の商品カテゴリー別の売上高と粗利益率、相乗積を示したものである。この表を見て、下記の設問に答えよ。なお、表内の(値1)~(値3)については、必要に応じて計算すること。
店舗Xにおいて、表に示した販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはどれか。
店舗Xにおいて、表に示した販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはどれか。

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問題
中小企業診断士試験 令和5年度(2023年) 問120(運営管理 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
下表は、店舗Xにおける、ある期間の商品カテゴリー別の売上高と粗利益率、相乗積を示したものである。この表を見て、下記の設問に答えよ。なお、表内の(値1)~(値3)については、必要に応じて計算すること。
店舗Xにおいて、表に示した販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはどれか。
店舗Xにおいて、表に示した販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはどれか。

- カテゴリーA
- カテゴリーB
- カテゴリーC
- カテゴリーD
- カテゴリーE
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この過去問の解説 (2件)
01
粗利益高を求める計算は以下の方法があります。
1.各カテゴリーの売上高 x 粗利益率
2.店舗全体の売上高 x 各カテゴリーの相乗積
相乗積とは店舗全体の売上に対する各カテゴリーの粗利益の貢献度を示す指標です。
計算式は、相乗積 = 売上構成比 x 粗利益率 です。
粗利益高の順位は、相乗積の順位とも考えることができます。
本問では値1と値2を計算して、粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーを特定します。
値1の売上高構成比 380万円 ÷ 1,000万円 = 38%
値1の相乗積 38% x 25% = 9.5%
値2の売上高構成比 90万円 ÷ 1,000万円 = 9%
値2の相乗積 9% x 40% = 3.6%
相乗積の順位は以下のようになります。
1.カテゴリーA
2.カテゴリーD
3.カテゴリーB
4.カテゴリーC
5.カテゴリーE
粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーは、カテゴリーCとなります。
カテゴリーAは粗利益高が最も大きいため、本選択肢は不正解です。
カテゴリーBは粗利益高が3番目に大きいため、本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
カテゴリーDは粗利益高が2番目に大きいため、本選択肢は不正解です。
カテゴリーEは粗利益高が最も小さいため、本選択肢は不正解です。
表内の(値1)~(値3)を計算して、売上構成比と粗利益高を追記した表が以下のものです。
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02
粗利益高に関する問題です。
本問では、先にカテゴリーDの粗利益率を算出する必要があります。粗利益率は、相乗積÷各商品カテゴリーの売上構成比(%)により求めることができ、カテゴリーDの粗利益率は20%(4.8/24)となります。
※全体の売上高が1,000万円のため、各商品カテゴリーの売上構成比は詳細な計算をしなくても分かるようになっています。
カテゴリーDの粗利益率が20%と判明したので、各商品カテゴリーの粗利益高を求めます。粗利益高は、売上高×粗利益率により求まります。
カテゴリーA:380×0.25=95万円
カテゴリーB:140×0.3=42万円
カテゴリーC:90×0.4=36万円
カテゴリーD:240×0.2=48万円
カテゴリーE:150×0.12=18万円
以上より、販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはカテゴリーCとなります。
販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはカテゴリーCとなるため、不適切な選択肢です。
販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはカテゴリーCとなるため、不適切な選択肢です。
販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはカテゴリーCとなるため、正解の選択肢となります。
販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはカテゴリーCとなるため、不適切な選択肢です。
販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはカテゴリーCとなるため、不適切な選択肢です。
【補足】
冒頭の解説より粗利益高は「売上高×粗利益率」により求まるため、どちらの数値も高いと大きい数字が出ることはイメージできると思いますが、本問では「2番目に小さい商品カテゴリー」を指定されているため、計算過程を省略することは難しいです。
筆算で算出できるものの計算過程で時間を消費してしまうため、本試験では一通り全部の問題に対応した後の余った時間で対応することをおススメします。
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