建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問108 (給水及び排水の管理 問108)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問108(給水及び排水の管理 問108) (訂正依頼・報告はこちら)

水質基準に関する省令に定める基準として、誤っているものは次のうちどれか。
  • 一般細菌は、1mLの検水で形成される集落数が100以下であること。
  • 総トリハロメタンは、0.1mg/L 以下であること。
  • カルシウム、マグネシウム等(硬度)は、500mg/L以下であること。
  • 鉛及びその化合物は、鉛の量に関して、0.01mg/L以下であること。
  • 塩化物イオンは、200mg/L以下であること。

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この過去問の解説 (1件)

01

カルシウム、マグネシウム等(硬度)は、500 mg/L以下であること。
水質基準に関する省令では、硬度の基準値を500 mg/Lではなく300 mg/L以下と定めています。したがって、この説明だけが基準値と食い違っています。

選択肢1. 一般細菌は、1mLの検水で形成される集落数が100以下であること。

水道水の衛生指標として、一般細菌数は100CFU/mL以下と定められています。記述は適切です。

選択肢2. 総トリハロメタンは、0.1mg/L 以下であること。

発がん性が懸念される塩素副生成物で、基準値は0.1 mg/L(100 µg/L)以下です。記述は正しいです。

選択肢3. カルシウム、マグネシウム等(硬度)は、500mg/L以下であること。

省令の基準値は300 mg/L以下です。500 mg/Lは基準を超えるため誤りです。

選択肢4. 鉛及びその化合物は、鉛の量に関して、0.01mg/L以下であること。

鉛の健康影響を考慮し、0.01 mg/L以下が基準になっています。内容は正しいです。

選択肢5. 塩化物イオンは、200mg/L以下であること。

味や腐食性を抑えるため、塩化物イオンの基準値は200 mg/L以下です。記述は適切です。

まとめ

水質基準は健康項目と味や腐食などの生活環境項目に分かれます。硬度は味やスケール付着に関わるため300 mg/Lと厳しめに設定されています。数値を問う設問では、公式基準を覚えておくことが重要です。

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