クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年（2023年）10月
問10 (クレーン及びデリックに関する知識 問10)
問題文
ガイデリックの作動装置に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和5年（2023年）10月 問10（クレーン及びデリックに関する知識 問10） （訂正依頼・報告はこちら）
ガイデリックの作動装置に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- デリック用ウインチには、単胴式と複胴式がある。
- 旋回に使用されるスインガードラムは、ウインチドラムの前側に設けられ、旋回用ワイヤロープが巻き付けられた二つのドラムを作動させることにより、ブームを旋回させるものである。
- 巻上げ装置にデリック用ウインチを使用するものでは、巻上げは原動機を正転させ、巻下げは原動機を逆転させることにより行う。
- 巻上げ装置の巻上げ用ワイヤロープは、ブーム先端のシーブ、マスト下部のシーブ、マストステップの下のシーブを経てドラムに巻き取られる。
- デリック用ウインチの原動機は、台枠後方に取り付けられる。
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この過去問の解説 （2件）
01
この問題はガイデリックの作動装置について記述されています。
それぞれの記述が正しいかどうか確認し、適切でないものを特定します。
この記述は正しいです。
デリック用ウインチには、単胴式（ドラムが1つ）と複胴式（ドラムが2つ以上）があります。
この記述は正しいです。
旋回に使用されるスインガードラムは、ウインチドラムの前側に設けられ、
旋回用ワイヤロープが巻き付けられた二つのドラムを作動させることにより、
ブームを旋回させるものです。
この記述は誤りです。
巻上げ装置にデリック用ウインチを使用するものでは、原動機は常に一定の方向に回転させ、
クラッチ及びブレーキの操作により行います。
この記述は正しいです。
巻上げ装置の巻上げ用ワイヤロープは、ブーム先端のシーブ、
マスト下部のシーブ、マストステップの下のシーブを経てドラムに巻き取られます。
この記述は正しいです。
デリック用ウインチの原動機は、台枠後方に取り付けられます。
この問題では、ガイデリックの作動装置に関する設問です。
ウィンチを使用するものでは、原動機は常に一定の方向に回転させることを理解しておきましょう。
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02
ガイデリックの作動装置に関する問題です。
主にウインチに関する内容ですが、1番出題されやすい部分なので、正しく理解しましょう。
正しい記述です。
デリック用ウインチには、単胴式と複胴式があります。
この2種類の名称は覚えておきましょう。
正しい記述です。
旋回に使用されるスインガードラムは、ウインチドラムの前側に設けられ、旋回用ワイヤロープが巻き付けられた二つのドラムを作動させることにより、ブームを旋回させるものとなります。
デリック用のウインチは常に同じ方向に回るので、正転や逆転の概念はありません。
正しい記述です。
巻上げ装置の巻上げ用ワイヤロープは、ブーム先端のシーブ、マスト下部のシーブ、マストステップの下のシーブを経てドラムに巻き取られる構造となっています。
正しい記述です。
デリック用ウインチの原動機は、台枠後方に取り付けられています。
ウインチの仕組みや構造を知ると、異常があった時に迅速に対応できるようになるので、頭に入れておきましょう。
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