クレーン・デリック運転士 過去問
令和4年（2022年）4月
問10 (クレーン及びデリックに関する知識 問10)

この説明は、ガイデリックの巻上げ装置におけるワイヤロープの経路を正しく述べています。

適切な記述です。

単胴式は1つのドラムを持ち、複胴式は2つのドラムを持つ構造で、それぞれ用途に応じて使い分けられます。

適切な記述です。

スインガードラムは、ガイデリックの旋回操作を行うためのもので、ウインチドラムの前側に設けられるという説明は正確です。

適切な記述です。

原動機（モーターやエンジン）が台枠の後方に設置されるのは、バランスを保つためや設計上の一般的な配置です。この説明も正しいです。

適切な記述です。

通常、巻上げ装置では原動機を逆転させるのではなく、巻上げ時はブレーキを解除して巻き取り、巻下げ時にはブレーキで制御しながら行います。逆転操作で巻下げを行う設計は一般的ではありません。

不適切な記述です。

正しい記述です。

巻上げ装置の用ワイヤロープは、ブーム先端のシーブ、マスト下部巻上げのシーブ、マストステップの下のシーブを経てドラムに巻き取られます。

正しい記述です。

デリック用ウインチには、単胴式と複胴式があります。この2つの名称は覚えておいてください。

正しい記述です。

デリック用ウインチのスインガードラムは、旋回用ワイヤロープの巻取り及び巻戻しにより旋回を行うもので、ウインチドラムの前側に設けられています。

正しい記述です。

デリック用ウインチの原動機は、台枠後方に取り付けられます。

前方と間違えないようにして下さい。

巻上げ装置にデリック用ウインチを使用する場合、常に同じ方向に回るので、正転逆転の概念はありません。