クレーン・デリック運転士 過去問
令和2年(2020年)10月
問40 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問40)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)10月 問40(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

図のような組合せ滑車を用いて質量150kgの荷を2個つるとき、これを支えるために必要な力Fの値に最も近いものは( 1 )~( 5 )のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、滑車及びワイヤロープの質量並びに摩擦は考えないものとする。
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  • 327 N
  • 368 N
  • 420 N
  • 735 N
  • 1,470 N

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

滑車装置の荷を引っ張る力を求める計算式は、

質量÷動滑車に働く荷重を支えるロープの数×重力の加速度

です。

それぞれの値を整理しますと、

質量=150㎏+150㎏=300㎏

動滑車に働く荷重を支えるロープの数=8本

重力の加速度=9.8m/s²

公式にあてはめます。

300㎏÷8本×9.8m/s²=367.5N

よって、Fの値に近いのは368Nとなります。

参考になった数13

02

組み合わせ滑車の計算式は

F=質量×重力加速度÷動滑車の数×2 で表すことができます。

問題をみていきましょう。

選択肢2. 368 N

正解は368Nになります。

F=質量×重力加速度÷動滑車の数×2に当てはめてみますと

F=300×9.8÷4×2

 =2940÷8

 =367.5 となります。

動滑車は図でみると下4つの滑車のことになります。

 

まとめ

定滑車とは回転軸が固定されている滑車であり、動滑車とは回転に伴い回転軸が移動する滑車になります。

それぞれ見分けがつけられるようにしておきましょう。

参考になった数1

03

滑車に関わる問題です。

図の動滑車にかかるワイヤロープの本数を間違えないようにする事が重要となります。

選択肢2. 368 N

荷をつる力は質量×加速度で求めますが、図のような滑車の場合、動滑車に関わるワイヤロープの本数分割って求めます。

動滑車にかかるワイヤロープは8本なので

300×9.8÷8=368Nとなります。

まとめ

動滑車に掛かるワイヤロープの本数を1本間違えると、問題自体も間違えてしまうので、しっかり確認して解きましょう。

参考になった数0