クレーン・デリック運転士 過去問
令和2年(2020年)4月
問36 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問36)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)4月 問36(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

図のように天井クレーンで質量 4 t の荷をつるとき、Bの支点が支える力の値に最も近いものは次のうちどれか。
ただし、重力の加速度は 9.8 m/s2 とし、クレーンガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
問題文の画像
  • 16 kN
  • 23 kN
  • 27 kN
  • 67 kN
  • 95 kN

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

支点A,Bにかかる力の合計は

A+B=40,000㎏× 9.8 m/s²=39.2kN

です。荷の位置を支点として左右のモーメントがつり合っている状態を式に表しますと

10×A=7×B

と、なりますので支点Aに39.2kN-支点Bを代入します。

10×(39.2-B)=7×B

392-10B=7B

17B=392

B≒23.06kN

よって、Bの支点が支える力の値に最も近いものは

23 kNが答えとなります。

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02

正解は2番です。

吊り荷の荷重をNに換算すると、4000×9.8=39200N=39.2KNとなります。
吊り荷の位置がセンターからずれており、スパーン全体の長さ17mに対して、吊り荷からA位置までの距離が10mで、17で割ると0.588となります。
これに吊り荷の荷重をかけるとB位置となり、39.2×0.588=23.058となります。
よって一番近い2番が正解となります。

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03

つり合っている荷の掛かる力に関する問題です。

両辺がつり合っている点に注目しながら解いていきましょう。

選択肢2. 23 kN

A点とB点にかかる力は質量に加速度を掛けて求めるので、

A+B=4,000×9.8=392,000N=39.2kNとなります。

次に両辺がつり合っている事から

10×A=7×Bが成り立ちます。

ここで、最初の式から

A=39.2-Bをこちらの式に代入すると

10×(39.2-B)=7×B

このようになり、解くと

B=約23kNとなります。

 

まとめ

この問題のように両辺がつり合っている状態での力のモーメントを解く問題は良く出題されるので、頭に入れておきましょう。

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