クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)4月
問30 (原動機及び電気に関する知識 問30)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)4月 問30(原動機及び電気に関する知識 問30) (訂正依頼・報告はこちら)
- 感電による死亡原因としては、心室細動の発生、呼吸停止及び電気火傷があげられる。
- 感電による人体への影響の程度は、電流の大きさ、通電時間、電流の種類、体質などの条件により異なる。
- 電気火傷は、アークなどの高熱による熱傷のほか、電流通過によるジュール熱によって皮膚や内部組織に傷害を起こす。
- 天井クレーンは、鋼製の走行車輪を経て走行レールに接触しているため、走行レールが接地されている場合は、クレーンガーダ上で走行トロリ線の充電部分に身体が接触しても、感電の危険はない。
- 接地抵抗は小さいほど良いので、接地線は十分な太さのものを使用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
感電による死亡原因としては、心室細動の発生、呼吸停止及び電気火傷があげらます。
2.適切です。
感電による人体への影響の程度は、電流の大きさ、通電時間、電流の種類、体質などの条件により異なります。
3.適切です。
電気火傷は、アークなどの高熱による熱傷のほか、電流通過によるジュール熱によって皮膚や内部組織に傷害を起こします。
4.不適切です。
天井クレーンは、鋼製の走行車輪を経て走行レールに接触しているため、走行レールが接地されている場合は、クレーンガーダ上で走行トロリ線の充電部分に身体が接触したとき、感電の危険があります。
5.適切です。
接地抵抗は小さいほど良いので、接地線は十分な太さのものを使用します。
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02
感電災害及びその防止に関する問題です。
感電災害は死亡事故にもつながる重要な内容なので、確実に覚えましょう。
正しい記述です。
感電による死亡原因としては、心室細動の発生、呼吸停止及び電気火傷などがあります。
正しい記述です。
感電による人体への影響の程度は、電流の大きさ、通電時間、電流の種類、体質などの条件により異なります。
正しい記述です。
電気火傷は、アークなどの高熱による熱傷のほか、電流通過によるジュール熱によって皮膚や内部組織に傷害を起こします。
天井クレーンは、鋼製の走行車輪を経て走行レールに接触しているため、走行レールが接地されている場合でも、クレーンガーダ上で走行トロリ線の充電部分に身体が接触すると感電の危険があり非常に危険です。
正しい記述です。
接地抵抗は小さいほど良いので、接地線は十分な太さのものを使用するのが一般的です。
いくらクレーンのレールが接地されていても十分感電の危険はあるので、接地してあるから安全とは思わないようにして下さい。
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03
電気を扱う作業現場において感電災害は最も重大な労働災害の一つです。感電は一瞬で人命を奪う恐れがありその原因や影響そして防止策を正しく理解しておくことは作業者の安全確保に不可欠です。人体が電気にさらされた時の影響は多様であり電流の経路や大きさ、通電時間、電源の種類などによって症状も異なります。
「走行レールが接地されている場合はクレーンガーダー上で走行トロリ線の充電部分に身体が接触しても感電の危険はない」という記述は誤りです。接地されていたとしても身体が通電経路の一部となれば感電する可能性は十分にあります。感電は電位差があれば発生するため接地されている金属構造物であっても安全とは限りません。
感電のリスクとその防止に関する基本を再確認し現場の安全管理に活かすことが求められます。感電災害はわずかな油断が重大災害に繋がる危険性があるので注意が必要です。
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