クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)4月
問25 (原動機及び電気に関する知識 問25)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)4月 問25(原動機及び電気に関する知識 問25) (訂正依頼・報告はこちら)
- トロリ線の材料には、溝付硬銅トロリ線、平銅バー、レールなどが用いられる。
- キャプタイヤケーブル給電には、カーテン式、ケーブル巻取式、特殊チェーン式などがある。
- 旋回体への給電には、スリップリングを用いた給電方式が採用される。
- パンタグラフのホイールやシューの材質には、砲金、カーボン、特殊合金などが用いられる。
- すくい上げ式トロリ線給電は、支持金物を用いてトロリ線をつり下げ、パンタグラフを用いてトロリ線をすくい上げて集電する方式である。
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この過去問の解説 (3件)
01
トロリ線の材料には、溝付硬銅トロリ線、平銅バー、レールなどが用いられています。
2.正しいです。
キャプタイヤケーブル給電には、カーテン式、ケーブル巻取式、特殊チェーン式などがあります。
3.正しいです。
旋回体への給電には、スリップリングを用いた給電方式が採用されています。
4.正しいです。
パンタグラフのホイールやシューの材質には、砲金、カーボン、特殊合金などが用いられています。
5.誤りです。
すくい上げ式トロリ線給電は、碍子(がいし)に支えられたトロリ線を集電子ですくい上げる方式です。
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02
クレーンの給電装置及び配線に関する問題です。
中々見慣れない言葉が出てきますが、どれも重要な言葉なのでしっかり理解していきましょう。
正しい記述です。
トロリ線の材料には、溝付硬銅トロリ線、平銅バー、レールなどが用いられるのが一般的です。
正しい記述です。
キャプタイヤケーブル給電には、カーテン式、ケーブル巻取式、特殊チェーン式などがあります。
正しい記述です。
旋回体への給電には、スリップリングを用いた給電方式が採用されます。
正しい記述です。
パンタグラフのホイールやシューの材質には、砲金、カーボン、特殊合金などが用いられるのが一般的です。
すくい上げ式トロリ線給電は、支持金物では碍子を用いてトロリ線をつり下げる方式となっています。トロリ線のすくい上げもパンダグラフではなく集電子で集電します。
クレーンの給電装置及び配線に関する問題は、過去問題において高い出題率を誇っているので、イメージが付きにくくても内容は確実に覚えましょう。
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03
クレーンの安定的かつ安全な運転には適切な給電装置と配線方式が不可欠です。給電方式にはクレーンの構造や用途に応じてさまざまなタイプがあります。給電装置や配線方法に関する基本的な理解と法令・技術的知識が問われています。
正しい記述です。
トロリ線(集電線)には溝付硬銅トロリ線、平銅バー、鋼製レールなどが用いられます。これらは耐電流性に優れており長距離の走行にも適しています。
正しい記述です。
キャプタイヤケーブルを使用する給電方式にはカーテン式、ケーブル巻き取り式、特殊チェーン式などがあります。移動式クレーンや屋外設備などで多用される方式です。
正しい記述です。
旋回体への給電には電線がねじれないようにスリップリング方式が採用されます。スリップリングは電気信号を回転しながら連続的に伝える機構で旋回運動を妨げません。
正しい記述です。
パンタグラフの集電部に用いられるホイールやシューには砲金(青銅)、カーボン、特殊合金などの素材が使われます。これらの材料は導電性と耐摩耗性に優れています。
誤った記述です。
「すくい上げ式トロリ線給電」という用語・方式は存在しません。トロリ線の給電方式としては通常、パンタグラフ式、引き込み式、チェーン式などがあり「すくい上げて集電する」といった表現は不適切です。
実際の設備管理や保守作業では、こうした給電方式の理解が作業の効率性と安全性の確保に直結します。
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