クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)4月
問14 (関係法令 問14)
問題文
つり上げ荷重が10tの機上運転式の天井クレーンに係るクレーン・デリック運転士免許及び免許証に関し、法令上、違反とならないものは次のうちどれか。
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)4月 問14(関係法令 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
つり上げ荷重が10tの機上運転式の天井クレーンに係るクレーン・デリック運転士免許及び免許証に関し、法令上、違反とならないものは次のうちどれか。
- クレーンの運転の業務に従事している者が、免許証を損傷し、免許証番号、免許の種類の欄及び写真が判読できなくなったが、氏名が判読できるので、免許証の再交付を受けていない。
- クレーンの運転の業務に従事している者が、氏名を変更したが、本人確認のため免許証とともに戸籍抄本を携帯しているので、免許証の書替えを受けていない。
- 免許証の書替えを受ける必要があったので、免許証書替申請書を免許証を交付した都道府県労働局長ではなく、本人の住所を管轄する都道府県労働局長に提出した。
- クレーンの運転の業務に副担当者として従事しているが、主担当者が免許証を携帯しているので、免許証を携帯していない。
- クレーンの運転中に、重大な過失により労働災害を発生させたため、クレーン・デリック運転士免許の取消しの処分を受けた者が、免許証の免許の種類の欄にクレーン・デリック運転士免許に加えて、移動式クレーン運転士免許に係る事項が記載されているので、移動式クレーンの運転の業務に就く際に免許証を携帯する必要があるため、クレーン・デリック運転士免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還していない。
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この過去問の解説 (3件)
01
氏名が判読できても、免許証を損傷した場合は、免許証の再交付を受けなければなりません。
2.誤りです。
氏名を変更した場合、免許証とともに戸籍抄本を携帯していても認められませんので、免許証の書替えを受けなければなりません。
3.正しいです。
免許証書替申請は、免許証を交付した都道府県労働局長ではなくても、本人の住所を管轄する都道府県労働局長に提出することができます。
4.誤りです。
クレーンの運転の業務に就く場合、副担当者として従事していても、免許証の携帯をしなくてはなりません。
5.誤りです。
クレーンの運転中に、重大な過失により労働災害を発生させ、クレーン・デリック運転士免許の取消しの処分を受けた場合、免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還しなくてはなりません。
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02
本問題はつり上げ荷重が10トンの機上運転式天井クレーンに関するクレーン・デリック運転士免許および免許証の法令上の取り扱いについて問うものです。違反となる行為とそうでない行為を正確に判断する必要があります。
誤った記述です。
免許証が損傷し、免許の種類や写真が判断不能である場合は速やかに再交付を受ける必要があります。判読できない免許証を所持したまま業務に従事するのは違反です。
誤った記述です。
氏名の変更があった場合は書換えを申請する義務があります。戸籍標本を携帯していても書換えを受けなければ法令違反です。
正しい記述です。
免許証の書換え申請は「本人の住所地を管轄する都道府県労働局長」に提出することとされており免許を交付した労働局長ではありません。
誤った記述です。
業務に従事する者は常に免許証を携帯しなければなりません。主担当者が携帯していても副担当者が携帯していないことは違反となります。
誤った記述です。
クレーン・デリック運転士免許が取消処分となった場合は免許証を返還する義務があります。ほかの免許(移動式クレーン)が記載されていても返還しなければなりません。
法令に基づく免許証の取り扱いや義務を正しく理解し免許証の再交付・書換え・携帯・返還などの手続きを適切に行うことが求められます。
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03
クレーン・デリック運転士免許及び免許証に関して問われています。
実際に無くしたりした時にも重要なポイントなので、しっかり押さえておきましょう。
クレーンの運転の業務に従事している者が、免許証を損傷した段階で、免許証の再交付を受ける必要があります。
クレーンの運転の業務に従事している者が、氏名を変更した段階で、免許証の書替えが必要となります。戸籍抄本は関係ありません。
正しい記述です。
厳密には免許証書替申請書を免許証を交付した都道府県労働局長でも問題ありません。
クレーンの運転の業務に従事する場合は、いかなる状況でも免許証を携帯する事は必須なので誤りです。
クレーン・デリック運転士免許の取消しの処分を受けた者は、原則免許証を返還する必要があります。
問題文のように別のクレーン免許は、労働災害とは関係ないので、取消し対象のクレーンの記載を消して別のクレーンの記載がある免許を再交付してもらいます。
基本的には業務の際に免許証は常に携帯する事と、無くしたら再交付する事は絶対覚えておきましょう。
選択肢5のようなパターンも今後業務を進めていくと起こる可能性があるので、この点も押さえておくといいでしょう。
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