登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問95 (主な医薬品とその作用 問35)
問題文
滋養強壮保健薬の配合成分とその配合目的とする作用の組合せのうち、誤っているものはどれか。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問95(主な医薬品とその作用 問35) (訂正依頼・報告はこちら)
滋養強壮保健薬の配合成分とその配合目的とする作用の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- システイン ――― 肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す
- ビタミンB6 ――― 皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持
- グルクロノラクトン ――― 肝臓の働きを助け、肝血流を促進する
- ビオチン ――― 皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける
- ナイアシン ――― 骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す
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この過去問の解説 (3件)
01
滋養強壮保健薬の配合成分とその配合目的とする作用の組み合わせ問題です。
選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。
システインは、髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種です。
本選択肢にあるアセトアルデヒド代謝を促すこと以外に、
皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、
皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きもあります。
正しい組み合わせです。
正しい組み合わせです。
正しい組み合わせです。
誤った組み合わせです。
ナイアシンの配合目的とする作用は
「皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける」です。
「骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す」に該当する成分は
「アスパラギン酸ナトリウム」です。
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02
滋養強壮保健薬には、体の機能を維持し、健康をサポートするためのさまざまな成分が配合されています。
これらの成分は、肝臓の働きを助けたり、皮膚や粘膜の健康を維持したりするなど、それぞれ異なる役割を持っています。
正しいです。
システインは体内でアルコールが分解される過程で生じるアセトアルデヒドの解毒を助ける働きがあります。
肝臓において代謝を促進し、アルコールの影響を和らげるため、滋養強壮保健薬にも含まれることがあります。
正しいです。
ビタミンB6は、皮膚や粘膜の健康を保ち、神経伝達物質の合成にも関与します。
不足すると、肌荒れや神経障害が起こることがあるため、栄養補助の目的で配合されることが多いです。
正しいです。
グルクロノラクトンは、体内でグルクロン酸に変換され、肝臓の解毒作用を助けます。
また、肝機能をサポートし、代謝を促進する働きがあります。
正しいです。
ビオチンは、皮膚や髪、爪の健康を保つ働きを持ち、糖や脂質の代謝にも関与します。
不足すると皮膚炎や脱毛の原因となるため、栄養補助として利用されることがあります。
誤りです。
ナイアシン(ビタミンB3)は、エネルギー代謝や皮膚の健康維持に関与するが、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す作用はありません。
乳酸の代謝にはクエン酸回路が関与し、ナイアシンが直接関与するわけではありません。
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03
この問題は、滋養強壮保健薬についての問題です。
システイン・ビタミンB6・グルクロノラクトン・ビオチンはそれぞれ正しい内容です。
骨格筋に溜まった乳酸の分解を促すのはアスパラギン酸ナトリウムです。
システインについて正しい内容です。
ビタミンB6について正しい内容です。
グルクロノラクトンについて正しい内容です。
ビオチンについて正しい内容です。
ナイアシンとは、皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける栄養素です。
問題文の内容は、アスパラギン酸ナトリウムの説明です。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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