登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問93 (主な医薬品とその作用 問33)
問題文
禁煙補助剤(咀嚼(そしゃく)剤)及びその配合成分に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。なお、2箇所の( a )内にはどちらも同じ字句が入る。
口腔(くう)内が( a )になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を( a )にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b )を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳(がい)去痰(たん)薬、鼻炎用薬、痔(じ)疾用薬等)との併用により、その作用を( c )させるおそれがある。なお、禁煙補助剤は、喫煙を( d )使用することとされている。
口腔(くう)内が( a )になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を( a )にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b )を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳(がい)去痰(たん)薬、鼻炎用薬、痔(じ)疾用薬等)との併用により、その作用を( c )させるおそれがある。なお、禁煙補助剤は、喫煙を( d )使用することとされている。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問93(主な医薬品とその作用 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
禁煙補助剤(咀嚼(そしゃく)剤)及びその配合成分に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。なお、2箇所の( a )内にはどちらも同じ字句が入る。
口腔(くう)内が( a )になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を( a )にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b )を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳(がい)去痰(たん)薬、鼻炎用薬、痔(じ)疾用薬等)との併用により、その作用を( c )させるおそれがある。なお、禁煙補助剤は、喫煙を( d )使用することとされている。
口腔(くう)内が( a )になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を( a )にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b )を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳(がい)去痰(たん)薬、鼻炎用薬、痔(じ)疾用薬等)との併用により、その作用を( c )させるおそれがある。なお、禁煙補助剤は、喫煙を( d )使用することとされている。
- a:酸性 b:副交感神経系 c:増強 d:完全には止めずに
- a:酸性 b:交感神経系 c:増強 d:完全に止めたうえ
- a:アルカリ性 b:副交感神経系 c:減弱 d:完全には止めずに
- a:アルカリ性 b:交感神経系 c:増強 d:完全には止めずに
- a:アルカリ性 b:副交感神経系 c:減弱 d:完全に止めたうえ
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この過去問の解説 (3件)
01
禁煙補助剤(咀嚼剤)及びその配合成分に関する問題です。
禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用される、
ニコチンを有効成分とする医薬品です。
ニコチンの特性を理解し、
その副作用や相互作用について勉強すると良いでしょう。
参考URLについては、
最後に記しておきますので、ご参照ください。
正しい組み合わせです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p175~p176を参照ください。
<参考>
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き(令和6年4月)
https://www.mhlw.go.jp/content/001243494.pdf
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02
「a:酸性 b:交感神経系 c:増強 d:完全に止めたうえ」が正しい組み合わせとなります。
a(酸性)
ニコチンは口腔内がアルカリ性の環境でよく吸収される性質があります。
逆に、酸性の環境では吸収が低下します。
コーヒーや炭酸飲料などの酸性の飲み物を摂取した後は、口腔内が酸性になりニコチンの吸収が悪くなるため、しばらく禁煙補助剤(咀嚼剤)を使用しないよう注意が必要です。
b(交感神経系)
ニコチンは、交感神経系を興奮させる作用を持ちます。
交感神経が刺激されると、血圧や心拍数が上昇し、体を活動的な状態にする働きが強まります。
c(増強)
アドレナリン作動成分が含まれる医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬など)と一緒に使うと、交感神経系の刺激がさらに強まり、血圧上昇や動悸などの作用が増強される可能性があります。
d(完全に止めたうえ)
禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえで使用することが推奨されています。
喫煙しながら使用すると、ニコチンの摂取量が過剰になり、副作用のリスクが高まるためです。
冒頭の解説の通り、この選択肢が正解です。
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03
この問題は、禁煙補助剤およびその配合成分についての問題です。
・口腔内が(a:酸性)になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を(a:酸性)にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされています。
※ニコチンは口腔内がアルカリ性であるときに吸収がよくなります。コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後は、しばらく咀嚼剤の使用を控えるようにします。
・また、ニコチンは(b:交感神経系)を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を(c:増強)させる恐れがあります。
※ニコチンを摂取すると交感神経系を興奮させるため、アドレナリン作動成分が配合された医薬品と併用してしまうと、作用を増強させてしまう恐れがあるため、医薬品を併用する場合は成分に注意する必要があります。
・なお、禁煙補助剤は、喫煙を(d:完全に止めたうえ)使用することとされています。
※禁煙補助剤を使用中、使用直後に喫煙をしてしまうと、血中のニコチン濃度が急激に高まり、副作用のリスクが高まったり、ニコチンの過剰摂取につながるため、喫煙を完全に止めたうえで使用しなければいけません。
誤りです。
正しい選択肢です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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