登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問82 (主な医薬品とその作用 問22)
問題文
次の医薬品成分のうち、痔(じ)疾用薬に用いられるステロイド性抗炎症成分はどれか。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問82(主な医薬品とその作用 問22) (訂正依頼・報告はこちら)
次の医薬品成分のうち、痔(じ)疾用薬に用いられるステロイド性抗炎症成分はどれか。
- トコフェロール酢酸エステル
- デカリニウム塩化物
- ナファゾリン塩酸塩
- プレドニゾロン酢酸エステル
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
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この過去問の解説 (3件)
01
痔の症状には、炎症や腫れ、かゆみ、痛みなどがあり、これらを和らげるためにさまざまな成分が配合された医薬品が用いられます。
ステロイド性抗炎症成分は、炎症を抑える作用が強く、特に腫れやかゆみの改善に効果が期待されます。
誤りです。
ビタミンEの一種で、血流を良くし、痔による血行不良の改善を目的として配合されることがあります。
しかし、ステロイド性抗炎症成分ではありません。
誤りです。
殺菌消毒成分であり、局所の感染を防ぐために用いられます。
痔の治療には使われることがあるが、ステロイド性抗炎症成分ではありません。
誤りです。
血管収縮作用があり、鼻炎用薬や目薬に使われることが多いです。
痔の薬には一般的に使用されません。
正解です。
ステロイド性抗炎症成分であり、痔による炎症や腫れ、かゆみを抑える目的で使われます。
ステロイドの中でも比較的作用が穏やかで、外用薬として利用されることが多いです。
誤りです。
抗ヒスタミン成分であり、かゆみやアレルギー症状を抑えるために使われます。
痔の治療薬としては用いられません。
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02
痔疾用薬に用いられるステロイド性抗炎症成分に関する問題です。
ステロイド性抗炎症成分は、
痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる目的で配合されます。
ヒドロコルチゾン酢酸エステルやプレドニゾロン酢酸エステルがその代表です。
では、選択肢をみていきましょう。
該当しません。
トコフェロール酢酸エステルは、
ビタミンE酢酸エステルともいわれています。
ビタミン成分でステロイド性抗炎症成分ではありません。
痔疾用薬では肛門周囲の末梢血管の血行を改善する作用を
期待して配合されます。
該当しません。
デカリニウム塩化物は殺菌消毒成分として、
痔疾用薬に配合されるものです。
該当しません。
ナファゾリン塩酸塩はアドレナリン作動成分です。
血管収縮作用による止血効果を期待して痔疾用薬に配合されるものです。
該当します。冒頭を参照ください。
該当しません。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分です。
痔に伴う痒みを和らげる目的として配合されるものです。
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03
この問題は「痔疾用薬」についての問題です。
ステロイド性抗炎症成分として、ヒドロコルチゾン酢酸エステル、プレドニゾロン酢酸エステルなどが用いられます。
痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分です。
誤りです。
トコフェロール酢酸エステルは、肛門周囲の末梢血管の血行を改善する作用を期待して用いられます。
誤りです。
デカリニウム塩化物は、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として用いられます。
誤りです。
ナファゾリン塩酸塩は、血管収縮作用による止血効果を期待して用いられます。
正しい選択肢です。
誤りです。
クロルフェニラミンマイレン酸塩は、痔に伴う痒みを和らげることを目的として用いられます。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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