社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問4 (人体の構造と機能及び疾病 問4)

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問4(人体の構造と機能及び疾病 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

目の構造と病気に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 眼球の外層にある白目の部分は角膜である。
  • 白内障は水晶体が混濁してものが見えにくくなる。
  • 緑内障は眼圧が下がって視野障害を来す。
  • 加齢黄斑変性症では視力は保たれる。
  • 糖尿病性網膜症では失明は起こらない。

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この過去問の解説 (3件)

01

目の構造については、イラストなどで視覚的に記憶しておきましょう。また、主な目の病気について整理しておきましょう。

選択肢1. 眼球の外層にある白目の部分は角膜である。

白目は強膜といいます。

角膜は透明であり、いわゆる黒目の部分です。(色がついているのは角膜の後ろの虹彩で、日本人では黒く見えることが多いです。)

選択肢2. 白内障は水晶体が混濁してものが見えにくくなる。

白内障は水晶体が白濁する病気です。

選択肢3. 緑内障は眼圧が下がって視野障害を来す。

緑内障は眼圧の上昇によって視野障害を引き起こします。

選択肢4. 加齢黄斑変性症では視力は保たれる。

加齢黄斑変性症は、黄斑の錐体細胞の変性により視力が低下します。

選択肢5. 糖尿病性網膜症では失明は起こらない。

糖尿病性網膜症は糖尿病の三大合併症の一つで、中途失明の大きな原因となります。

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02

目の構造は複雑で覚えるのが困難ですが、光の通り道となる部分は覚えておきましょう。

また、あまり聞きなれない病気などもありますが、学習していない場合でも不正解の選択肢には必ずおかしな部分があるため、諦めず違和感を捉えていきましょう。

選択肢1. 眼球の外層にある白目の部分は角膜である。

×

眼球の外側にあるのは強膜です。

選択肢2. 白内障は水晶体が混濁してものが見えにくくなる。

水晶体が濁る病気です。

選択肢3. 緑内障は眼圧が下がって視野障害を来す。

×

眼圧が高くなり、視神経を圧迫して視野障害を起こします。

選択肢4. 加齢黄斑変性症では視力は保たれる。

×

加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、視力が低下する病気です。

選択肢5. 糖尿病性網膜症では失明は起こらない。

×

糖尿病が原因となり、視力が低下する病気です。進行すると網膜剥離や緑内障などの病気を併発し、失明することもあります

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03

視覚障害の原因となる疾患や症状について、確認しておきましょう。

選択肢1. 眼球の外層にある白目の部分は角膜である。

不適切です。記述内容は、「強膜」を指しています。

選択肢2. 白内障は水晶体が混濁してものが見えにくくなる。

適切です。記述の通りです。

選択肢3. 緑内障は眼圧が下がって視野障害を来す。

不適切です。緑内障は、「下がって」ではなく「上がって」視覚障害を来します。

選択肢4. 加齢黄斑変性症では視力は保たれる。

不適切です。加齢黄斑変性症では、視力は低下します。

選択肢5. 糖尿病性網膜症では失明は起こらない。

不適切です。糖尿病性網膜症により、失明が起こることもあります。

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