精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問17 (社会理論と社会システム 問3)

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問題

精神保健福祉士試験 第26回(令和5年度) 問17(社会理論と社会システム 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、人々が社会状況について誤った認識をし、その認識に基づいて行動することで、結果としてその認識どおりの状況が実現してしまうことを指す概念として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 予言の自己成就
  • 創発特性
  • 複雑性の縮減
  • ホメオスタシス
  • 逆機能

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この過去問の解説 (2件)

01

社会状況の認識の概念について整理しておきましょう。

選択肢1. 予言の自己成就

予言の自己成就は、人々が社会状況について誤った認識をし、その認識に基づいて行動することで、結果としてその認識どおりの状況が実現してしまうことを指す概念を言います。

選択肢2. 創発特性

創発特性とは、システムの複数の要素が交じり合い、元の要素にはないような新しい特性が作り上げられることを言います。

選択肢3. 複雑性の縮減

複雑性の縮減とは、本来は選択することができる可能性が無限に存在している複雑なものであっても、目的などのために選択が制限される状況を言います。

選択肢4. ホメオスタシス

システム論におけるホメオスタシスとは、システムが恒常性を保持しようと働くことを言います。

選択肢5. 逆機能

システム論における逆機能とは、システムがうまく機能しないことを言います。

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02

選択肢の概念について、内容や提唱者などについて確認しておきましょう。

選択肢1. 予言の自己成就

適切です。記述内容の通りです。

選択肢2. 創発特性

不適切です。創発特性とは、複数の要素が互いに影響し合い、新たな特性が生まれることを言います。

選択肢3. 複雑性の縮減

不適切です。複雑性の縮減とは、人間が生活するにあたって、さまざまな可能性が複雑に存在していても、その中から目的のために選択が制限されることを言います。

選択肢4. ホメオスタシス

不適切です。ホメオスタシスとは、恒常性を保つ働きのことを言います。

選択肢5. 逆機能

不適切です。逆機能とは、目標の達成を妨げるなど、うまく機能しないことを言います。

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