大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問15 (現代社会(第3問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問15(現代社会(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のキタさんは、大学の経済学部の体験講義に参加した。次の問いに答えよ。

先生は講義で、GDPの名目と実質の違いを解説した。キタさんが作成した次のノート中のA・Bには後の語句ア~ウのいずれかが、Cには後の語句カ・キのいずれかが入る。A~Cに入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

ノート
GDP:一定期間に生産された付加価値の合計
・名目GDP:その時点の物価を使って求める
・実質GDP:名目GDP÷物価変動調整用の指標(GDPデフレータ)
実質GDPを計算する理由
・物価変動の影響を取り除くため
 → 生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない
仮想例
・ある年と翌年で、生産物と生産量が同じ
・スマートフォンだけ価格低下(同時に、付加価値も低下)
このときの翌年のGDPは、前年と比べて
・実質GDP:( A )
・名目GDP:( B )

経済成長はどちらで判断?
・通常、二つのGDPは同じ方向に変化:どちらを使ってもよく思える
・2001年以降の日本
・2001年と2003年にGDP成長率が実質でプラス、名目でマイナス
・2019年に実質でマイナス、名目でプラス
 → 生産量の増減を判断するときは( C )GDPを使う

A・Bに入る語句
( ア )増加  ( イ )減少  ( ウ )同じ

Cに入る語句
( カ )名目  ( キ )実質
  • A ― ア  B ― ウ  C ― カ
  • A ― ア  B ― ウ  C ― キ
  • A ― イ  B ― ウ  C ― カ
  • A ― イ  B ― ウ  C ― キ
  • A ― ウ  B ― ア  C ― カ
  • A ― ウ  B ― ア  C ― キ
  • A ― ウ  B ― イ  C ― カ
  • A ― ウ  B ― イ  C ― キ

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この過去問の解説 (1件)

01

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選択肢1. A ― ア  B ― ウ  C ― カ

不適切

 

ア ×

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

ウ ×

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

カ ×

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

選択肢2. A ― ア  B ― ウ  C ― キ

不適切

 

ア ×

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

ウ ×

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

キ 〇

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

選択肢3. A ― イ  B ― ウ  C ― カ

不適切

 

イ ×

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

ウ ×

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

カ ×

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

選択肢4. A ― イ  B ― ウ  C ― キ

不適切

 

イ ×

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

ウ ×

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

キ ◯

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

 

選択肢5. A ― ウ  B ― ア  C ― カ

不適切

 

ウ 〇

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

ア ×

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

カ ×

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

選択肢6. A ― ウ  B ― ア  C ― キ

不適切

 

ウ 〇

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

ア ×

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

キ 〇

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

選択肢7. A ― ウ  B ― イ  C ― カ

不適切

 

ウ 〇

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

イ 〇

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

カ ×

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

選択肢8. A ― ウ  B ― イ  C ― キ

適切

 

ウ 〇

ノートより実質GDPを計算する理由として『物価変動の影響を取り除くため→生産物と生産量に変化がないとき、実質GDPは変化しない』と記されおり、仮想例では価格は下がったが、生産量と生産物に変化はないため、ウが適切になります。

 

イ 〇

ノートより『名目GDP:その時点の物価を使って求める』とされており、仮想例では物価の下落によって価格も下がっている為、イが適切になります。

 

キ 〇

名目GDPでは物価変動による影響が考慮されるため、生産量の増減を判断するときは実質GDPを用いるので、キが適切になります。

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