1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問25 (問題A 2 問11)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問25(問題A 2 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示す2階建ての建築物の機械排煙設備において、各部が受け持つ必要最小風量として、適当でないものはどれか。
ただし、本設備は「建築基準法」の避難安全検証法(区画、階、全館)及び特殊な構造によらないものとする。また、上下階の排煙口は同時開放しないものとし、隣接する2防煙区画は同時開放の可能性があるものとする。
問題文の画像
  • ダクトA部:60,000m3/h
  • ダクトB部:60,000m3/h
  • ダクトC部:60,000m3/h
  • 排煙機:60,000m3/h

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この過去問の解説 (2件)

01

2階建ての建築物の機械排煙設備に関する問題です。

 

・排煙風量

防煙区画の床面積m2×1m3/min・m2 以上とします。

・階の横引きダクト

同時開放がある場合は、同時開放の防煙区画の合計風量とします。

防煙区画が3以上ある時は、隣接する2つの防煙区画を考え、2つの合計が最大面積となる防煙区画の合計風量とします。

・たてダクト

最遠の階から順次比較し、各階ごとに排煙風量の大きい方の風量とします。

・排煙機

2以上の防煙区画を対象とするときは、120m3/min以上で、最大防煙区画の床面積の2倍以上(m2×1m3/min・m2)とします。

選択肢1. ダクトA部:60,000m3/h

隣接する防煙区画の床面積の合計となるため、700m2で、風量は、700 m2×1m3/min・m2となり、42000m3/hです。

選択肢2. ダクトB部:60,000m3/h

隣接する防煙区画の床面積の合計となるため、1000m2で、風量は、1000 m2×1m3/min・m2となり、60,000m3/hです。

選択肢3. ダクトC部:60,000m3/h

最遠の階から順次比較し、排煙風量の大きい階の風量は、60,000m3/hです。

選択肢4. 排煙機:60,000m3/h

最大防煙区画の床面積の2倍になるため、500×2=1000m2です。

従って、風量は、1000×1m3/min・m2となり、60,000m3/hです。

 

(定格120m3/min=7200m3/h 以上ですので、適合します。)

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02

2階建ての建築物の排煙風量に関する問題です。

 

排煙風量を計算する場合

・床面積1m³につき1m³/min以上

・同一階の隣接する2つの防煙区画で最も大きい風量とする

・2以上の防煙区画部分がある排煙機は1分間120m³以上で

床面積の最大のもの床面積に1m³に2m³/min以上

の条件を考慮します。

 

排煙風量は

床面積m2×1m3/min・m2で求めます。

排煙機は

最大防煙区画の床面積の2倍以上m2×1m3/min・m2で求めます。

 

選択肢1. ダクトA部:60,000m3/h

 

1階部分で隣接する防煙区画の最大が700m²です。

700m²×1m³/minとなり/hにすると

42000m²/hとなります。

 

よって設問が誤りです。

 

選択肢2. ダクトB部:60,000m3/h

 

2階部分の防煙区画の床面積が1000m²になります。

1000m²×1m³/minとなり/hにすると

60000m²/hとなります。

 

よって設問は合っています。

 

選択肢3. ダクトC部:60,000m3/h

 

排煙風量が大きい階は60000m²/hです。

 

よって設問は合っています。

 

 

選択肢4. 排煙機:60,000m3/h

 

最大防煙区画の2倍になりますので

500m²→1000m²です。

1000m²×1m³/minとなり/hにすると

60000m²/hとなります。

 

よって設問は合っています。

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