1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問23 (問題A 2 問9)
問題文
換気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問23(問題A 2 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
換気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- ボイラー室の換気量は、室内発熱を除去するための換気量のほか、燃焼用空気量を考慮したものとする。
- 火気使用室の換気を自然換気方式で行う場合、排気筒の有効断面積は、燃料の燃焼に伴う理論廃ガス量、排気筒の高さ等から算出する。
- 開放式燃焼器具を使用する室は、燃焼用空気を必要とするので、第二種機械換気方式とし、周囲の室より正圧とする。
- 室内で、有害ガス、粉じん等の室内汚染の発生源が限定される場合には、局所換気を行う。
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この過去問の解説 (2件)
01
換気設備に関する問題です。
正
問題文の通りです。
ボイラー室の給気量は、室内発熱を除去するための換気量に、燃焼に必要な空気量を加えた量とします。
正
問題文の通りです。
火気使用室の換気を自然換気方式で行う場合、次の法令に従います。
「建築基準法施行令第20条3(火を使用する室に設けなければならない換気設備等)」第2項第1号イ(6) に、換気設備の構造規定があります。
排気筒の有効断面積は、次の告示によります。
「建設省告示第1826号(換気設備の構造方法を定める件)」第3(調理室等に設ける換気設備)では、建築基準法施行令に基づき、は排気筒の有効断面積は次の計算で求めます。
Av=(40KQ/3600)√((3+5n+0.2L)/h)
Q:火を使用する設備又は器具の実況に応じた燃料消費量
n:排気筒の曲りの数
L:排気口の中心から排気筒の頂部の外気に開放された部分の中心までの長さ
H:排気口の中心から排気筒の頂部の外気に開放された部分の中心までの高さ
以上から、排気口断面積は、燃料の燃焼に伴う理論廃ガス量、排気筒の高さ等から求めます。
誤
開放式燃焼器具を使用する室は、燃焼用空気を必要とするので、第3種機械換気方式とし、周囲の室より負圧とします。
開放式燃焼器具を使用する室に換気扇を用いる場合は、室内の酸素濃度を規定の20.5%に保つ必要があります。
部屋から換気扇で空気を排出し、部屋を負圧として、給気口から空気を自然に取り込む。この換気方式は、第3種機械換気方式です。
また、必要な換気量は、40KQ以上とします。
正
問題文の通りです。
室内の空気汚染の発生源が局所的に限定される場合は、汚染物質の種類、有害性の度合い、飛散する方向、室内作業の状態や目的に応じ、局所換気を行います。
局所換気では、排気フードやエアカーテンを使います。
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02
換気設備に関する問題です。
◯
文章の通りです。
ボイラー室は燃焼空気の供給のため
第1・第2種機械換気方式で室内を正圧に保ちます。
◯
文章の通りです。
建築基準法第28条3項
「建築物の調理室、浴室その他の室でかまど、コンロその他
火を使用する設備若しくは器具を設けたものには、政令で定める技術的基準に
したがって換気設備を設けなければならない。」
と規定されています。
☓
開放式燃焼器具を使用する場合は
燃焼用の空気が必要になるので
第3種機械換気方式で室内を負圧にします。
◯
文章のとおりです。
室内で発生する有害ガスや粉じん等を除去するため
空気清浄機等を設置し
局所換気を行います。
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