1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問19 (問題A 2 問5)
問題文
変風量単一ダクト方式の自動制御において、「制御する機器」と「検出要素」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問19(問題A 2 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
変風量単一ダクト方式の自動制御において、「制御する機器」と「検出要素」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- 空気調和機の冷温水コイルの制御弁 ――― 空気調和機出口空気の温度
- 空気調和機のファン ――― 還気ダクト内の静圧
- 加湿器 ――― 還気ダクト内の湿度
- VAVユニット ――― 空調室内の温度
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この過去問の解説 (2件)
01
変風量単一ダクト方式の自動制御の問題です。
正
適当な組合せです。
空気調和機出口の給気ダクトに温度検出器を挿入し、空気調和機出口空気の温度信号で、空気調和機の冷温水コイル制御弁を比例制御して給気温度を制御します。
誤
適当な組合せではありません。
空気調和機ファン制御は、給気ダクトに圧力検出器を設置して静圧を検知し、その信号で空気調和機ファンの回転数制御をインバータで行います。
あるいは、VAVユニットの開度信号から必要風量を計算し、それで空気調和機ファンの回転数制御を行います。
しかし、VAVユニットは換気ダクトに接続されていないため、換気ダクトの静圧を計って、空気調和機ファンの回転数制御を行うことはできません。
正
適当な組合せです。
還気ダクトに設置した湿度検出器の信号で、信号を操作信号に制御器で変換し、加湿器をON/OFF制御します。
正
適当な組合せです。
室内に温度検出器を設け、温度検出器の信号を制御器に送り、VAVユニットは、制御器からの制御信号で、開度制御して送風量を変えます。
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02
変風量単一ダクト方式の自動制御において
「制御する機器」と「検出要素」の組合せに関する問題です。
◯
適切な組み合わせです。
冷温水コイルの出口の温度差を監視することで
熱交換量の変化を間接的に確認ができます。
弁を閉じれば温度差が小さくなり、開ければ温度差は大きくなります。
☓
組み合わせが誤りです。
空気調和機のファンは風速センサーで
ダクト内の風速を測定します。
よって設問の還気ダクト内の静圧は誤りです。
◯
適切な組み合わせです。
乾いた湿球計と湿らせた湿球計の温度差を利用し湿度を計測します。
温度差が大きいほど湿度が低いことを表します。
◯
適切な組み合わせです。
VAVユニットは室内の熱負荷に応じて給気風量を調整し
環境維持をするための空調機です。
よって空調室内の温度で検出されます。
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