ITパスポート 過去問
令和6年度
問40 (マネジメント系 問5)

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問題

ITパスポート試験 令和6年度 問40(マネジメント系 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

アジャイル開発に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 開発する機能を小さい単位に分割して、優先度の高いものから短期間で開発とリリースを繰り返す。
  • 共通フレームを適用して要件定義、設計などの工程名及び作成する文書を定義する。
  • システム開発を上流工程から下流工程まで順番に進めて、全ての開発工程が終了してからリリースする。
  • プロトタイプを作成して利用者に確認を求め、利用者の評価とフィードバックを行いながら開発を進めていく。

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この過去問の解説 (3件)

01

アジャイル開発では、分析、設計、開発、テスト、リリースという

一連の工程を細分化し、これらを何度も繰り返すことで

システムを構築していく手法です。

選択肢1. 開発する機能を小さい単位に分割して、優先度の高いものから短期間で開発とリリースを繰り返す。

正しい。

選択肢2. 共通フレームを適用して要件定義、設計などの工程名及び作成する文書を定義する。

誤り。

文書の作成は定義されません。

選択肢3. システム開発を上流工程から下流工程まで順番に進めて、全ての開発工程が終了してからリリースする。

誤り。

ウオーターフォールモデルのことです。

選択肢4. プロトタイプを作成して利用者に確認を求め、利用者の評価とフィードバックを行いながら開発を進めていく。

誤り。

プロトタイプモデルのことです。

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02

アジャイル開発とは、短期間でシステム開発を行う開発手法の総称です。

特徴は、開発する機能を細かく分割し、優先度の高い機能から開発を進めます

短いサイクルを繰り返して開発を進めることで、ユーザーの要求やビジネスの環境変化に柔軟に対応できます

各選択肢をそれぞれ解説します。

選択肢1. 開発する機能を小さい単位に分割して、優先度の高いものから短期間で開発とリリースを繰り返す。

アジャイル開発の説明として適切であるため、本選択肢が正解です。

選択肢2. 共通フレームを適用して要件定義、設計などの工程名及び作成する文書を定義する。

アジャイル開発ではこのような文書ではなく、実際に動作するソフトウェアを提示します

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢3. システム開発を上流工程から下流工程まで順番に進めて、全ての開発工程が終了してからリリースする。

アジャイル開発では細かく分割した機能ごとに開発とリリースを繰り返します

選択肢の内容はウォーターフォールモデルについての説明です。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢4. プロトタイプを作成して利用者に確認を求め、利用者の評価とフィードバックを行いながら開発を進めていく。

アジャイル開発ではプロトタイプではなく、実際にソフトウェアをリリースして、利用者の評価とフィードバックを受けて修正をします

プロトタイプを作成して開発を進めるのは、プロトタイピングモデルです。

そのため本選択肢は不正解です。

まとめ

アジャイル開発の中には、スクラムやXP(エクストリームプログラミング)といったフレームワークが定義されています。

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03

「アジャイル開発」とは、計画から実装までを短いサイクルで実施する開発手法です。優先度の高い機能やサービスから実施していきます。

選択肢1. 開発する機能を小さい単位に分割して、優先度の高いものから短期間で開発とリリースを繰り返す。

設問の通りです。

選択肢2. 共通フレームを適用して要件定義、設計などの工程名及び作成する文書を定義する。

アジャイル開発では、とにかく計画からテストまでを素早く行う必要があります。そのため、共通フレームを適用して文書を作成しません。

選択肢3. システム開発を上流工程から下流工程まで順番に進めて、全ての開発工程が終了してからリリースする。

「ウォーターフォール開発」とは、上流工程から下流工程を川の流れのように順番にすすめて、すべての工程を終えてからリリースする開発手法です。

選択肢4. プロトタイプを作成して利用者に確認を求め、利用者の評価とフィードバックを行いながら開発を進めていく。

「プロトタイピング」はプロトタイプの開発を繰り返し、改良していくことで利用者が求める機能を実装する開発手法です。

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