2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問63 (実技 問3)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問63(実技 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

青山さんは、2019年7月に購入し、特定口座(源泉徴収選択口座)で保有している国内公募追加型株式投資信託PAファンドの売却を検討している。下記<資料>に基づき、PAファンドを一部解約した場合の譲渡所得の金額として、正しいものはどれか。なお、計算過程および解答に当たっては、円未満の端数が生じた場合には、円未満の端数を切り捨てること。

<資料>
[購入時の条件]
口数(当初1口=1円)  100万口
基準価額(1万口当たり)  8,950円
購入時手数料率(消費税抜き、外枠)  2.0%
※購入時手数料には消費税(8%)が課税された。

[解約時の条件]
口数(当初1口=1円)  50万口
基準価額(1万口当たり)  10,780円
信託財産留保額の料率  基準価額の0.1%
  • 65,036円
  • 81,295円
  • 82,011円
  • 91,500円

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は譲渡所得について問われています。

計算は以下の通りです。

 

〔購入時の価格〕

8950円×100万口=895000円・・・①

購入時手数料は2%なので895000円×2%=17900円・・・②

②に対して消費税8%が課税されるので17900円×(1+8%)=19332円・・・③

従って所得金額は②+③になりますので895000円+19332円=914332円・・・④

 

〔解約時の売却金額〕

信託財産留保額というのは投資信託を途中解約する際に解約者から徴収される費用のことです。解約代金から差し引かれます。

求め方は以下の通りです。

基準価額×信託財産留保額の料率

10780円×(1-0.1%)×50万口=538461・・・⑤

 

〔譲渡所得の金額〕

50万口の売却に対する所得費は④×(50万口÷100万口)になります。

914332円×(50万口÷100万口)=457166円…⑥

よって一部解約した場合の譲渡所得の金額は⑤-⑥になります。

538461-457166=81295円

 

従って、81295円が適切です。

 

 

選択肢1. 65,036円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢2. 81,295円

適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢3. 82,011円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢4. 91,500円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

まとめ

問題に出てくる単語の意味を理解すると計算問題は解きやすいと思うのでまずは単語の意味を理解しましょう。

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