第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
平成30年度(2018年)
問76 (法規 問76)
問題文
ただし、電線に対する甲種風圧荷重は980Pa、乙種風圧荷重の計算で用いる氷雪の厚さは6mmとする。
低温季に適用される風圧荷重が乙種風圧荷重となる電線の仕上り外径の値[mm]として、最も大きいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 平成30年度(2018年) 問76(法規 問76) (訂正依頼・報告はこちら)
ただし、電線に対する甲種風圧荷重は980Pa、乙種風圧荷重の計算で用いる氷雪の厚さは6mmとする。
低温季に適用される風圧荷重が乙種風圧荷重となる電線の仕上り外径の値[mm]として、最も大きいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)
01
【方針】
乙種風圧荷重の方が大きくなる電線の仕上がり外径D[mm]を求めればよいことになります。この条件は下記のとおりです。
490*(D+2*6)*10^-3>=980*D*10^-3*1
【計算】
D+2*6>=2D
D<=12[mm]
となります。
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02
乙種風圧荷重>甲種風圧荷重
ここで、
乙種風圧荷重=P[Pa]×0.5×(外径[m]+2×氷雪の厚さ[m])×電線の長さ[m]
甲種風圧荷重=P[Pa]×外径[m]×電線の長さ[m]
より下記の条件が成り立てばよいことになります。
0.5×(外径[m]+2×氷雪の厚さ[m])>外径[m]
0.5×(外径[m]+2×6×10^-3)>外径[m]
これを解くと、
外径<=12[mm]
よって(2)12[mm]が回答です。
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03
電線の仕上がり外径を求める計算問題です。
問題文の条件を風圧荷重の不等式にすると、F2≧F1となります。
この式を展開していき、電線の仕上がり外径を求めます。
F2≧F1
P2S2≧P1S1
P2(D+2d)×10-3×L≧P1D×10-3×L
490×(D+2×6)×10-3×1≧980×D×10-3×1
490×(D+2×6)×
10-3×1≧980×D×10-3×1490×(D+12)≧980D
D+12≧980D/490
D+12≧2D
2D-D≦12
D≦12
以上より、最も大きい外径は12[mm]となります。
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