中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問118 (運営管理 問26)
問題文
近年、さまざまな業界において電子商取引(EC)市場の重要性は高まっている。経済産業省が公表している「令和4年度電子商取引に関する市場調査報告書」における2022年の日本のEC市場に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題
中小企業診断士試験 令和6年度(2024年) 問118(運営管理 問26) (訂正依頼・報告はこちら)
近年、さまざまな業界において電子商取引(EC)市場の重要性は高まっている。経済産業省が公表している「令和4年度電子商取引に関する市場調査報告書」における2022年の日本のEC市場に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- BtoC-EC市場における市場規模は、物販系分野よりもサービス系分野の方が大きい。
- CtoC-EC市場規模はBtoC-EC市場規模よりも大きい。
- 物販系分野のBtoC-EC市場におけるEC化率は、「衣類・服飾雑貨等」よりも「書籍、映像・音楽ソフト」の方が高い。
- 物販系分野のBtoC-EC市場における市場規模は、「食品、飲料、酒類」よりも「化粧品、医薬品」の方が大きい。
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この過去問の解説 (2件)
01
「令和4年度電子商取引に関する市場調査報告書」における2022年の日本のEC市場に関する問題です。
日常的に電子商取引を行なっている人にとっては、イメージが湧きやすく対応しやすい内容であると思われます。
BtoC-EC市場における市場規模は、サービス系分野よりも物販系分野の方が大きいです。
したがって、不適切な選択肢です。
BtoC-EC市場規模はCtoC-EC市場規模よりも大きいです。
したがって、不適切な選択肢です。
物販系分野のBtoC-EC市場におけるEC化率は、「衣類・服飾雑貨等」よりも「書籍、映像・音楽ソフト」の方が高く、正解の選択肢となります。
物販系分野のBtoC-EC市場における市場規模は、「化粧品、医薬品」よりも「食品、飲料、酒類」の方が大きいです。
したがって、不適切な選択肢です。
【補足】
冒頭の解説より、日常的に電子商取引を行なっている人にとっては対応しやすい内容であり、正答できれば試験対策上は十分です。(出題元の報告書を読んで、詳細な内容を暗記する必要はありません)
本問のように2つを比較して正誤を問う問題については、前後の用語を入れ替えることで引っ掛け問題を作りやすく、出題パターンを把握することで対応しやすくなります。
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02
知っているか、知らないかどうかの問題です。本番では、後回しにして、落ち着いて選択肢を見極めましょう。
物販、特に日用品・食品・衣料品などは、生活必需品のため購買頻度が高いです。
さらに、家電や家具など高単価商品もオンラインで買うことができるようになり、購入金額の合計も大きくなりやすいです。
よって、物販系分野の方がサービス系分野より市場規模は大きいです。そのため、本選択肢は誤りです。
BtoC-EC市場規模の方がCtoC-EC市場規模より圧倒的に大きいです。
BtoC-EC市場は、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピング等が中心です。
CtoC-EC市場は、メルカリ、ラクマ、PayPayフリマ等が中心です。
後者の、CtoC-EC市場の方が、扱われる単価が小さいものが多いため、BtoC-EC市場規模の方が、CtoC-EC市場規模より大きいです。
そのため、本選択肢は誤りです。
正解です。その背景には、「書籍、映像・音楽ソフト」の方が、デジタル化・規格化が進んでいるためです。
サイズ感、質感、色味などの違いを心配する必要がなく、ネットでも安心して買えることが背景の一つとして挙げられます。
「食品、衣料、酒類」の方が「化粧品、医薬品」に比べ、購買頻度や購買量が高いです。
そのため、「食品、衣料、酒類」の方が「化粧品、医薬品」より、市場規模は大きいです。
よって、本選択肢は誤りです。
優先順位は低いです。余力があれば、見直しましょう。
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