建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問166 (ねずみ、昆虫等の防除 問1)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問166(ねずみ、昆虫等の防除 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

蚊の生態に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
  • ハマダラカの卵は、水面に卵塊として産み付けられ、形が舟状である。
  • 日本に生息するヒトスジシマカは、成虫のステージで越冬する。
  • コガタアカイエカは、主に排水溝や雨水ますに発生する。
  • チカイエカは、最初の産卵を無吸血で行うことができる。
  • アカイエカとチカイエカは、雌成虫の外部形態で区別が可能である。

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この過去問の解説 (1件)

01

蚊の生態に関する問題です。

理解した上で実生活でも役立てて対策しましょう。

選択肢1. ハマダラカの卵は、水面に卵塊として産み付けられ、形が舟状である。

誤:ハマダラカの卵は、卵塊を作らず水面にばらばらに産下されます。

選択肢2. 日本に生息するヒトスジシマカは、成虫のステージで越冬する。

誤:ヒトスジシマカは、やぶ蚊とも言われ日中は公園や墓地の茂み、夜間は建物内に生息します。

成虫で越冬せるのは、アカイエカです。

選択肢3. コガタアカイエカは、主に排水溝や雨水ますに発生する。

誤:関東以西に生息し、排水溝や雨水ますに限らず、水域ならば広く生息しています。

選択肢4. チカイエカは、最初の産卵を無吸血で行うことができる。

正:チカイエカは、幼虫時に蓄えた栄養で1回のみ産卵が可能で、初冬を休眠せずに活動する寒さに強い蚊です。

その後は、吸血活動が活発になり、産卵を繰り返します。

選択肢5. アカイエカとチカイエカは、雌成虫の外部形態で区別が可能である。

誤:アカイエカとチカイエカは、雌では区別が難しく、雄の生殖器を薬品処理後に検鏡することで区別できます。

まとめ

蚊の生態や区別の仕方に関する問題でした。

種類によって様々ですが、人類の天敵であることは間違いないのでしっかりと学んでいきましょう。

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