あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問26 (午前 問26)
問題文
胃液分泌を低下させるのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第32回(2024年) 問26(午前 問26) (訂正依頼・報告はこちら)
胃液分泌を低下させるのはどれか。
- 食物による嗅覚の刺激
- ガストリン分泌の増加
- 迷走神経活動の亢進
- 酸による十二指腸粘膜の刺激
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、胃液の分泌調節に関する知識を問うものです。
胃液の分泌は、迷走神経やガストリンなどの神経やホルモンの刺激によって促進されます。
しかし、特定の状況では逆に分泌が低下することもあります。
胃液の分泌を増加させる要因と低下させる要因を正確に理解することが重要です。
食物の香りは胃酸分泌を促進します。
これは、嗅覚を通じて脳が刺激を受け、迷走神経を介して胃酸分泌が活発になるからです。
この選択肢は不正解です。
ガストリンは胃酸の分泌を促進するホルモンです。
ガストリン分泌が増加すると、胃酸の分泌も増加します。
この選択肢は不正解です。
迷走神経は胃酸分泌を調節する神経です。
活動が亢進すると胃酸分泌が増加します。
逆に迷走神経の活動が低下すると胃液の分泌も低下します。
この選択肢は不正解です。
酸が十二指腸に到達して十二指腸粘膜を刺激すると、胃酸分泌が抑制されます。
過剰な酸が十二指腸に入ることを防ぐための生理的なフィードバック機構です。
この選択肢が正解です。
胃液の分泌は、嗅覚やガストリン、迷走神経の刺激によって増加します。
一方、十二指腸粘膜が酸によって刺激されると分泌が低下します。
胃酸分泌の調節は、体内の酸バランスを保つために重要な役割を果たします。
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02
胃では強酸性の胃液を使い、食品の消化は摂取したものをエネルギーとして体内に供給するための重要な過程であり、その中で胃酸は重要な役割を担います。胃液の分泌が低下すると胃の壁を胃酸などが傷つけ胃痛など様々な不調の原因となってしまいます。
臭覚により刺激を受け胃酸の分泌が増進することがあります。この反応を脳相と言い他にも味覚や視覚でも同じ反応が起こります。
腸相での反応とは胃で胃液の刺激を受けた食品が十二指腸に到達しガストリンが分泌され、胃液が分泌されることを言います。
胃液の分泌抑制は交感神経により起こります。
副交感神経の働きにより食品が十二指腸に移動した際にエンテロガストロンというホルモンが分泌され、胃液の分泌抑制へとつながります。
こちらが正解です。
小腸・胃反射と言い十二指腸粘膜に酸、蛋白分解産物、脂肪や糖などが触れると神経を通して胃の活動が低下することにより胃液の分泌が抑制されます。
胃液は通常交感神経で働きを抑制されますが泣くことや心配事でも分泌が抑制されるため、ストレスを受けネガティブな状態でも胃の働きに影響を与えることがあります。胃や腸そのものの問題だけでないこともあるので注意しましょう。
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03
消化管のホルモンは、
胃、十二指腸からの
ガストリン(胃酸分泌促進)
十二指腸、上部小腸からの
セクレチン(胃酸分泌抑制、膵液分泌促進)
十二指腸、上部小腸からの
コレシストキニン(胃酸分泌抑制、胆汁分泌促進、膵液分泌促進)
膵臓からの
ソマトスタチン(ガストリン・セクレチン分泌抑制)
を覚えておきましょう。
胃液分泌が促進されます。
胃液分泌を促進します。
胃液分泌は促進します。
十二指腸では、胃から酸性になった食物の刺激によって、セクレチンが分泌され、胃液は抑制されます。
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