クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年(2023年)10月
問28 (原動機及び電気に関する知識 問8)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)10月 問28(原動機及び電気に関する知識 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- ナイフスイッチは、切るときよりも入れるときの方がスパークが大きいので、入れるときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行う。
- 絶縁物の絶縁抵抗は、漏えい電流を回路電圧で除したものである。
- 絶縁物は、表面がカーボンや銅の粉末などのような導電性の物で汚損されると、漏えい電流が増す。
- 黒鉛は、電気の絶縁体(不導体)である。
- 電気回路の絶縁抵抗は、アンメーターと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
この問題は電気回路の絶縁、絶縁体、スパークについて記述されています。
それぞれの記述が正しいかどうか確認し、適切なものを特定します。
この記述は誤りです。
ナイフスイッチは、入れるときよりも切るときの方がスパークが大きいので、
切るときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行います。
この記述は誤りです。
絶縁物の絶縁抵抗は、回路電圧を漏えい電流で除したものです。
この記述は正しいです。
絶縁物は、表面がカーボンや銅の粉末などのような導電性の物で汚損されると、
漏えい電流が増します。
この記述は誤りです。
黒鉛は、導体です。
この記述は誤りです。
電気回路の絶縁抵抗は、メガーと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定します。
この問題は、絶縁、絶縁体、スパークに関する設問です。
スパークによって飛来したカーボンや銅の粉末が絶縁物の表面に付着すると、
絶縁物が劣化し、漏えい電流が増加し漏電や短絡の原因に繋がります。
絶縁物の抵抗が低下する条件は、スパークや汚損等を日々の保守、点検によって
絶縁効果を低下させないように日常点検、整備点検を怠らないようにしましょう。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
02
電気回路の絶縁、絶縁体、スパークなどに関する問題です。
スパークは感電災害に関わる内容なので、しっかり把握しておきましょう。
記述が逆になっており、正しくはナイフスイッチは、入れるときよりも切るときの方がスパークが大きいので、切るときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行います。
絶縁物の絶縁抵抗は、漏えい電流を回路電圧で除したものではなく、回路電圧を漏えい電流で除したものとなります。
R=V÷Aの電気の公式です。
正しい記述です。
絶縁物は、表面がカーボンや銅の粉末などのような導電性の物で汚損されると、漏えい電流が増すので注意が必要です。
黒鉛は電気を通しやすいので、絶縁体ではなく導体となります。
電気回路の絶縁抵抗は、アンメーターではなく、メガーと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定します。
電気工事士の内容と被っていますが、クレーンにおいても重要なので覚えておきましょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問27)へ
令和5年(2023年)10月 問題一覧
次の問題(問29)へ