クレーン・デリック運転士 過去問
令和4年(2022年)10月
問39 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問9)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 問39(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

図AからCのとおり、同一形状で質量が異なる3つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が左から大きい順に並べたものは次のうちどれか。
ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
問題文の画像
  • A → B → C
  • A → C → B
  • B → A → C
  • C → A → B
  • C → B → A

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この過去問の解説 (2件)

01

つり角度や荷重に応じて、1本のワイヤロープにかかる張力を計算します。

 

張力の大きさを比較 

図A:2.31t 

図B:2.12t 

図C:2.00t

選択肢1. A → B → C

この記述は正しいです。

選択肢2. A → C → B

この記述は誤りです。

選択肢3. B → A → C

この記述は誤りです。

選択肢4. C → A → B

この記述は誤りです。

選択肢5. C → B → A

この記述は誤りです。

まとめ

大きい順に並べると: A → B → C となります。

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02

張力に関する問題です。

この問題では張力の公式を覚えると同時につり角度ごとの張力係数も覚えておく必要があります。

選択肢1. A → B → C

張力は質量÷本数×加速度×張力係数で求めます。

つり角度60°の張力係数は1.16、90°は1.41、120°は2となります。

Aは4÷2×9.8×1.16=約23kN

Bは3÷2×9.8×1.41=約21kN

Cは2÷2×9.8×2=19.6kN

このようになるので、大きい順に並べるとA→B→Cとなります。

まとめ

この問題で出題された以外では、つり角度は30°=1.04も出題される事があるので覚えておきましょう。

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