クレーン・デリック運転士 過去問
令和4年(2022年)4月
問25 (原動機及び電気に関する知識 問25)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)4月 問25(原動機及び電気に関する知識 問25) (訂正依頼・報告はこちら)
- イヤー式のトロリ線給電は、イヤーでトロリ線をつり下げ、パンタグラフを用いて集電子をトロリ線に押し付けて集電する方式である。
- キャブタイヤケーブル給電は、充電部が露出している部分が多いので、感電の危険性が高い。
- パンタグラフのホイール式やシュー式の集電子の材質には、砲金、カーボン、特殊合金などが用いられる。
- スリップリングの機構には、集電ブラシがリング面上を摺(しゅう)動して集電するものがある。
- 内部配線は、一般に、絶縁電線を金属管などの電線管又は金属ダクト内に収め、外部からの損傷を防いでいる。
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この過去問の解説 (2件)
01
適切でないものは
「キャブタイヤケーブル給電は、充電部が露出している部分が多いので、感電の危険性が高い。」です。
クレーンの給電装置と配線に関するそれぞれの選択肢について確認します。
この記述は正しいです。
イヤー式トロリ線給電は、トロリ線をつり下げ、パンタグラフによって集電を行う方式です。安定した電力供給が可能なため、広く使用されています。
この記述は誤りです。
キャブタイヤケーブルは、ゴムや樹脂などの絶縁層で覆われており、充電部が露出している部分はありません。そのため、感電の危険性は高くなく、安全性に配慮された給電方式です。
この記述は正しいです。
パンタグラフの集電子には、摩耗や電気抵抗を抑えるための材料として、砲金、カーボン、特殊合金が使用されます。
この記述は正しいです。
スリップリングは、固定側と回転側で電力を伝えるための機構で、集電ブラシがリング面を滑るように動き、電流を通します。
この記述は正しいです。
内部配線は、電線の損傷や事故を防ぐため、金属管やダクトで保護されています。
キャブタイヤケーブルは、安全性を重視して設計されています。この問題を通じて、給電装置や配線の種類とその特徴を理解し、誤解をなくすことが重要です。特に、安全性に関する記述には注意を払いましょう。
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02
クレーンの給電装置及び配線に関する問題です。
配線は感電災害につながる部分なので、しっかり把握しておきましょう。
正しい記述です。
イヤー式のトロリ線給電は、イヤーでトロリ線をつり下げ、パンタグラフを用いて集電子をトロリ線に押し付けて集電する方式となります。
キャブタイヤケーブル給電は、充電部が露出している部分が少ないので、感電の危険性は低いです。多くの配線で使われています。
正しい記述です。
パンタグラフのホイール式やシュー式の集電子の材質には、砲金、カーボン、特殊合金などが用いられます。
正しい記述です。
スリップリングの機構には、集電ブラシがリング面上を摺(しゅう)動して集電するものがあります。
正しい記述です。
内部配線は、一般に、絶縁電線を金属管などの電線管又は金属ダクト内に収め、外部からの損傷を防いでいるものが多いです。
他にはアクトレットボックスなどを使用する場合もあります。
配線の特性をしっかり理解すれば、危ない配線と安全な配線の区別が付くようになります。
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