クレーン・デリック運転士 過去問
令和3年(2021年)4月
問10 (クレーン及びデリックに関する知識 問10)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)4月 問10(クレーン及びデリックに関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ・巻下げを行う。
- ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回する。
- ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用する。
- スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、ブームはマストより短いものが多く、360°まで旋回する。
- 二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支えるもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
選択肢1は正しいです。
鳥居形デリックは、鳥居のような形をした本体をガイロープによって支える構造で、複数のつり具で重量物を持ち上げます。
選択肢2は正しいです。
ガイデリックには、直立したマストの根元部分を起点として動作するブームがあり、ブームはマストよりも短いので、ガイロープの下をくぐって360°旋回することができます。
選択肢3は正しいです。
ジンポールデリックはブームを持たない構造で、マストが傾斜しているため水平動作を行うことができず、巻き上げのみ可能です。
選択肢4は誤りです。
スチフレッグデリックは、ガイデリックと構造が似ていますが、ガイデリックにはないステー(スチフレッグ)という脚を2本備えています。
360°旋回できるガイデリックと異なり、スチフレッグデリックはブームがマストより長いため240°までしか旋回できませんが、ガイデリックよりも安定感があるため重量物のつり上げに使用されます。
選択肢5は正しいです。
二又デリックは、2本のマストの上端を互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支える簡素な構造です。
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02
デリックの種類及び型式に関する問題です。
特にデリックごとの旋回角度や旋回の有無について問われる事が多いです。
正しい記述です。
鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ・巻下げを行います。
正しい記述です。
ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回します。
この旋回角度は覚えておきましょう。
正しい記述です。
ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用するデリックです。
スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°ではなく90°に開いた2本のガイロープではなくステーにより後方から支えるものとなります。
また旋回角度は240°となります。
正しい記述です。
二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支えるもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられます。
デリックは全て旋回角度や旋回の有無が決まっているので、覚えておきましょう。
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03
デリックの代表的な形式にガイデリック、スチフレッグデリック、ジンポールデリック、
鳥居形デリックがあります。
正しいです。
起伏、旋回ができないことも特徴です。
正しいです。
正しいです。
こちらのデリックは巻き上げのみしかできません。
誤りです。
1本の直立したマストを先端を後方から直角に開いた
2本のステーで支えるものでブームはマストより長く、旋回角度は240°です。
正しいです。
旋回角度の違いや起伏旋回自体出来ないデリックもありますのでそれぞれの特徴を覚えておきましょう。
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