クレーン・デリック運転士 過去問
令和2年（2020年）4月
問33 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問33)
問題文
物体の質量及び比重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和2年（2020年）4月 問33（クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問33） （訂正依頼・報告はこちら）
物体の質量及び比重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- アルミニウム 1 m3 の質量は約 2.7 t で、銅 1 m3 の質量は約 8.9 t である。
- 鋳鉄 1 m3 の質量と水 7.2 m3 の質量は、ほぼ同じである。
- アルミニウム、鋼、鉛及び木材を比重の大きい順に並べると、「鉛、鋼、アルミニウム、木材」となる。
- 鋼の丸棒が、その長さは同じで、直径が 3 倍になると、質量は 9 倍になる。
- 物体の体積を V 、その単位体積当たりの質量を d とすれば、その物体の質量 W は、W = V/d で求められる。
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この過去問の解説 （3件）
01
5 .物体の質量を求める計算は体積×比重（単位体積当たりの質量）です。
1 .アルミニウムの比重は2.7で、銅の比重は8.9であるため、アルミニウム 1 m3 の質量は約 2.7 t、銅 1 m3 の質量は約 8.9 tとなります。
2 .水の比重1に対して、鋳鉄の比重が7.2と水の7.2倍あるため、体積＝体積×比重であることから、鋳鉄 1 m3 の質量と水 7.2 m3 の質量は同じということがわかります。
3 .鉛の比重は約11.3、鋼の比重は約7.2、アルミニウムの比重は約2.7，木材の比重は約0.4です。
4 .鋼の丸棒の直径が3倍になると体積が9倍になり、質量も9倍になります。
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02
1 .正しいです。
アルミニウム 1 m³に対しての質量は約 2.7 t です。
銅 1 m³に対しての質量は約 8.9 t です。
2 .正しいです。
鋳鉄 1 m³ の質量と水 7.2 m³ の質量は、ほぼ同じです。
3 .正しいです。
比重の大きい順は「鉛、鋼、アルミニウム、木材」です。
4 .正しいです。
鋼の丸棒において長さが同じ場合、直径が 3 倍になると質量は 9 倍になります。
5 .誤りです。
物体の質量 W は、W = V×d で求めることができます。
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03
物体の質量及び比重に関する問題です。
値に関しては完全に暗記ですが、こちらでは覚えやすいように語呂合わせを紹介しますので活用して下さい。
正しい記述です。
アルミニウム1 m3の質量は約2.7tで、銅1m3の質量は約8.9 tとなります。
アルミニウム、2.7なので
兄（アルミ、2）が泣（7）いている
銅、8.9なので
ド（銅）迫（8.9）力
と覚えましょう。
正しい記述です。
鋳鉄1m3の質量と水7.2m3の質量は、ほぼ同じとなります。
鋳鉄、7.2なので
注意（鋳鉄）はな（7）に（2）？
と覚えましょう。
正しい記述です。
アルミニウム、鋼、鉛及び木材を比重の大きい順に並べると、「鉛、鋼、アルミニウム、木材」となります。
この順番は覚えておきましょう。
正しい記述です。
鋼の丸棒が、その長さは同じで、直径が3倍になると、質量は9倍になります。
物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V/dではなく、V×ｄとなります。
暗記系は直接覚えるよりも語呂合わせの方が覚えやすく、インパクトのある語呂合わせであれば頭に残るので自分でも語呂合わせを考えてみて下さい。
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