クレーン・デリック運転士 過去問
平成29年(2017年)10月
問26 (原動機及び電気に関する知識 問26)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 平成29年(2017年)10月 問26(原動機及び電気に関する知識 問26) (訂正依頼・報告はこちら)

電動機の制御に関し、正しいものは次のうちどれか。
  • 直接制御は、シーケンサーを使用するので、間接制御に比べ、自動運転や速度制御が容易である。
  • 容量の大きな電動機では、間接制御は、回路の開閉が困難になるので使用できない。
  • ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置にあるときは、主電磁接触器を投入できないようにしたものである。
  • コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチである。
  • 半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を直接制御で、二次側を電磁接触器で制御する方式である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正しいものは4番です。

4 .コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチです。これによりクレーンが慣性によって横行又は走行しながら減速することができるようになります。

1 .シーケンサー制御は自動運転や速度制御が容易な間接制御です。
2 .容量の大きな電動機の制御では、直接制御ではスイッチの急激に大電流が流れ、ショートによりスパークが発生し、ひどくなると接点が焼き付き、漏電、ショートする危険があります。
3 .ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置にあるときのみ、主電磁接触器を投入できるようになっています。
5 .半間接制御器とは、直接制御器と間接制御の両方を組み合わせた制御器のことです。

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02

1.誤りです。
間接制御は、シーケンサーを使用するので、直接制御に比べ、自動運転や速度制御が容易です。
2.誤りです。
容量の大きな電動機では、直接制御は、回路の開閉が困難になるので使用できません。
3.誤りです。
ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置以外にあるときは、主電磁接触器を投入できないようにしたものです。
4.正しいです。
コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチです。
5.誤りです。
半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を電磁接触器で、二次側を直接制御器で制御する方式です。

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03

電動機の制御に関する問題です。

電動機の制御はクレーンにおいて重要な部分なので、内容を把握しておきましょう。

選択肢1. 直接制御は、シーケンサーを使用するので、間接制御に比べ、自動運転や速度制御が容易である。

記述が逆になっており、正しくは間接制御は、シーケンサーを使用するので、直接制御に比べ、自動運転や速度制御が容易となります。

選択肢2. 容量の大きな電動機では、間接制御は、回路の開閉が困難になるので使用できない。

容量の大きな電動機では、回路の開閉が困難になるので使用できないのは間接制御ではなく直接制御となります。

選択肢3. ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置にあるときは、主電磁接触器を投入できないようにしたものである。

ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置ではなく、停止位置以外にあるときは、主電磁接触器を投入できないようにしたものとなります。

選択肢4. コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチである。

正しい記述です。

コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチとなります。

選択肢5. 半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を直接制御で、二次側を電磁接触器で制御する方式である。

記述が逆になっており、半間接制御は、巻線形三相誘導電動機の一次側を直接制御ではなく電磁接触器、二次側を電磁接触器ではなく直接制御で制御します。

まとめ

各制御に関わる内容は、クレーン以外の機械でも知っておくと便利なので頭に入れておいて下さい。

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