クレーン・デリック運転士 過去問
平成29年(2017年)10月
問4 (クレーン及びデリックに関する知識 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

クレーン・デリック運転士試験 平成29年(2017年)10月 問4(クレーン及びデリックに関する知識 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

つり具に関し、誤っているものは次のうちどれか。
  • フックは、形状、材質、強度などによる条件に適応するため、一般に鍛造によって成形されている。
  • グラブバケットは、石炭、鉱石、砂利などのばら物を運搬するために用いられるつり具である。
  • クローは、造船所でぎ装に使用されるクレーンに用いられる専用のつり具である。
  • リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えるものがある。
  • バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物を取り扱うときに用いられる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.正しいです。
フックは強度を必要としますので、一般に鍛造で作られています。また、鍛造には形状や材質にも適応できるといった特徴があります。

2.正しいです。
操作によって油圧シリンダを伸縮させてバケットが開閉します。

3.誤りです。
クローは、製鋼工場でレールや熱鋼片を取扱うのに用いられる天井クレーンに使用されるつり具です。

4.正しいです。
一般にリフティングマグネットには停電に備えたつり荷落下防止装置が設けられています。

5.正しいです。
バキュームの吸引力によってつり荷を保持します。

参考になった数48

02

誤っているのは3番です。

3 .クローは、熱鋼片やレール等形状がバラバラなものを扱う天井クレーンなどによく使用されています。

1 .一般的にフックに求められる強度、耐摩耗性などを考慮し、鍛造によって成形されています。
2 .クラブバケットは石炭、鉱石、砂利などの形状が不一致で、バラバラとばらけるようなものに使用されています。
4 .リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、停電保護装置を備えたものがあり、平面を持つ鉄板等によく使われています。
5 .バキューム式つり具は、吸盤が多く取り付けられ、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物をを吊り上げるのに使われています。

参考になった数28

03

つり具に関する問題です。

つり具には様々な種類がありますが、作業で主に使用するつり具は覚えておく必要があります。

選択肢1. フックは、形状、材質、強度などによる条件に適応するため、一般に鍛造によって成形されている。

正しい記述です。

フックは、形状、材質、強度などによる条件に適応するため、一般に鍛造によって成形されています。

選択肢2. グラブバケットは、石炭、鉱石、砂利などのばら物を運搬するために用いられるつり具である。

正しい記述です。

グラブバケットは、石炭、鉱石、砂利などのばら物を運搬するために用いられるつり具となります。

選択肢3. クローは、造船所でぎ装に使用されるクレーンに用いられる専用のつり具である。

クローは、造船所でぎ装に使用されるクレーンに用いられる専用のつり具ではなく、主に製鋼工場などにおいてレールを吊ったりする際に使用するつり具となります。

選択肢4. リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えるものがある。

正しい記述です。

リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えるものなどあります。

選択肢5. バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物を取り扱うときに用いられる。

正しい記述です。

バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物を取り扱うときに用いられます。

吸引力を利用して真空状態にしてつり上げます。

まとめ

あまり馴染みのないつり具は覚えにくいですが、一通り確認しておきましょう。

参考になった数1