第二種衛生管理者 過去問
令和6年10月公表
問11 (労働衛生 問1)
問題文
事務室内において、空気を外気と入れ換えて二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保った状態で、在室することのできる最大の人数は次のうちどれか。
ただし、外気の二酸化炭素濃度を400ppm、外気と入れ換える空気量を600m3/h、1人当たりの呼出二酸化炭素量を0.015m3/hとする。
ただし、外気の二酸化炭素濃度を400ppm、外気と入れ換える空気量を600m3/h、1人当たりの呼出二酸化炭素量を0.015m3/hとする。
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問題
第二種衛生管理者試験 令和6年10月公表 問11(労働衛生 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
事務室内において、空気を外気と入れ換えて二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保った状態で、在室することのできる最大の人数は次のうちどれか。
ただし、外気の二酸化炭素濃度を400ppm、外気と入れ換える空気量を600m3/h、1人当たりの呼出二酸化炭素量を0.015m3/hとする。
ただし、外気の二酸化炭素濃度を400ppm、外気と入れ換える空気量を600m3/h、1人当たりの呼出二酸化炭素量を0.015m3/hとする。
- 18人
- 20人
- 22人
- 24人
- 26人
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この過去問の解説 (3件)
01
室内の二酸化炭素基準濃度をA(ppm)
外気の二酸化炭素濃度をB(ppm)
在室者全員が1時間に呼出する二酸化炭素量C(m3/h)
外気と入れ換える空気量をQ(m3/h)
とすると、
Q(m3/h)換気した時に屋外に出ていく二酸化炭素量は A x Q ÷ 1,000,000 ・・・①
Q(m3/h)換気した時に屋外から入る二酸化炭素量は B x Q ÷ 1,000,000 ・・・②
ここで、外に出ていく二酸化炭素量は在籍者が呼出する二酸化炭素量より同じか、多い必要があるので
C ≦ ① - ② となります。・・・③
因みに、①、②で1,000,000で割っているのは、A, Bの単位がppmだからです。%の場合は100となります。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
正しいです。【正解】
この設問では、下記の通りとなります。
A=1000ppm
B=400ppm
C=(0.015 x 求める人数)m3/h
Q=600m3/h
これを③式に代入すると、
0.015 x (求める人数) ≦ (1000 x 600 - 400 x 600 ) ÷ 1,000,000 となり
(求める人数) ≦ 24 となります。
誤りです。
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02
必要換気量(㎥/h)=
1,000,000×室内にいる人が1時間に呼出する二酸化炭素量(㎥/h) ÷(室内二酸化炭素基準濃度― 外気の二酸化炭素濃度)
人数を求められているので,
人数をAとおきます。
必要換気量=600
室内二酸化炭素基準濃度=1000
外気の二酸化炭素濃度=400
単位がppm(100万分の1)なので100万を掛けています。
600=1,000,000×0.015×A /(1000ー400)
A=24
24人が正しいです。
誤りの内容です。
解説は冒頭をご参照ください。
誤りの内容です。
解説は冒頭をご参照ください。
誤りの内容です。
解説は冒頭をご参照ください。
正しい内容です。
解説は冒頭をご参照ください。
誤りの内容です。
解説は冒頭をご参照ください。
計算は例年出題されておりますので,
公式を暗記できていない方は,
解説を参照しながら本番には解けるようにしてください。
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03
【ポイント】
事務室内の空気環境管理では、換気量と在室人数のバランスが重要!
二酸化炭素(CO₂)は人が呼吸することで発生し、換気によって外に排出。
「換気で排出できるCO₂量」と「人が発生させるCO₂量」が等しいとき、室内のCO₂濃度は一定に保たれます。
この問題では「許容濃度を超えない範囲で最大何人まで在室できるか」を計算する問題です。
〈計算手順〉
①人が出すCO₂の合計量を求める
・1人あたりCO₂発生量:0.015m³/h
・人数:N人
・合計CO₂発生量:0.015 × N(m³/h)
②換気で外に出せるCO₂量を求める
・換気量:600m³/h
・室内で許されるCO₂濃度の増加分:1,000ppm(上限)-400ppm(外気)=600ppm
・600ppm=0.0006(体積比)
・600m³ × 0.0006 = 0.36m³/h(1時間あたり換気で排出できるCO₂量)
③最大人数を計算
・0.015 × N ≦ 0.36
・N ≦ 0.36 ÷ 0.015 = 24
24人が正答となります。
誤り。
(冒頭の計算解説を御覧ください。)
誤り。
(冒頭の計算解説を御覧ください。)
誤り。
(冒頭の計算解説を御覧ください。)
正解!
(冒頭の計算解説を御覧ください。)
誤り。
(冒頭の計算解説を御覧ください。)
【選択肢ごとの確認】
・18人、20人、22人:24人より少ないのでOKだが最大ではない。
・24人:計算上の最大人数!
・26人:24人を超えるとCO₂濃度が1,000ppmを超えちゃう。
【まとめ】
・換気で排出できるCO₂量に合わせて、最大で24人まで在室することができます。
このような問題では⇒「換気量」、「許容されるCO₂濃度の増加分」、「1人あたりのCO₂発生量」の3つの数字を使って計算します。
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