一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問38 (学科2(環境・設備) 問18)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問38(学科2(環境・設備) 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

消火設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 閉鎖型予作動式スプリンクラー設備は、予作動弁からヘッドまで圧縮空気を充塡しておき、火災感知器と連動して放水する方式であり、損傷等による水損事故を防止する目的で開発されたものである。
  • 連結散水設備は、地階の火災の際、消火活動を容易にするため、消防ポンプ車から送水して天井面等の散水ヘッドから放出し、消火する設備である。
  • 泡消火設備は、液体燃料等の火災に対して有効な消火設備であり、駐車場、自動車整備場、指定可燃物の貯蔵所等への設置に適している。
  • 屋内消火栓設備は、初期消火を目的とした消火設備であり、病院やホテルに設置する場合、一般に、1号消火栓を採用する。

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この過去問の解説 (2件)

01

消化設備は法規にも関連します。

 

過去問をしっかり解きましょう。

選択肢1. 閉鎖型予作動式スプリンクラー設備は、予作動弁からヘッドまで圧縮空気を充塡しておき、火災感知器と連動して放水する方式であり、損傷等による水損事故を防止する目的で開発されたものである。

正しいです。

 

その通り覚えましょう。

選択肢2. 連結散水設備は、地階の火災の際、消火活動を容易にするため、消防ポンプ車から送水して天井面等の散水ヘッドから放出し、消火する設備である。

正しいです。

 

連結散水設備や連結送水管等似た言葉でひっかけてきますので、しっかり覚えましょう。

選択肢3. 泡消火設備は、液体燃料等の火災に対して有効な消火設備であり、駐車場、自動車整備場、指定可燃物の貯蔵所等への設置に適している。

正しいです。

 

泡消火設備は泡で酸素の供給を遮断し、冷却して消化します。

 

人が常にいないような場所に適します。

選択肢4. 屋内消火栓設備は、初期消火を目的とした消火設備であり、病院やホテルに設置する場合、一般に、1号消火栓を採用する。

誤りです。

 

病院やホテルには2号消火栓の採用が望ましいです。

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02

この問題は消火設備に関する問題です。

選択肢1. 閉鎖型予作動式スプリンクラー設備は、予作動弁からヘッドまで圧縮空気を充塡しておき、火災感知器と連動して放水する方式であり、損傷等による水損事故を防止する目的で開発されたものである。

正しいです。

閉鎖型予作動式スプリンクラー設備は空気を充塡しておき、火災感知器が作動した場合に水が供給されて放水する設備です。

電気機器を使用している室などで水損事故を防止することができます。

選択肢2. 連結散水設備は、地階の火災の際、消火活動を容易にするため、消防ポンプ車から送水して天井面等の散水ヘッドから放出し、消火する設備である。

正しいです。

連結散水設備は消火活動が困難である地階において消防ポンプ車から送水し、天井等の散水ヘッドから放出し消火する設備です。

選択肢3. 泡消火設備は、液体燃料等の火災に対して有効な消火設備であり、駐車場、自動車整備場、指定可燃物の貯蔵所等への設置に適している。

正しいです。

泡消火設備は液体燃料等(ガソリンなど)の火災に対して有効です。

駐車場、自動車整備場等への設置に適しています。

選択肢4. 屋内消火栓設備は、初期消火を目的とした消火設備であり、病院やホテルに設置する場合、一般に、1号消火栓を採用する。

誤りです。

屋内消火栓設備は、初期消火を目的とした消火設備です。

1号消火栓は操作のため通常2名以上の者を必要とします。

病院やホテルでは施設を利用する人が容易に操作できるように2号消火栓を採用します。

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