第一種電気工事士 過去問
令和6年度(2024年)下期
問50 (配線図問題 問10)

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問題

第一種電気工事士試験 令和6年度(2024年)下期 問50(配線図問題 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

図は、高圧受電設備の単線結線図である。この図の矢印で示す10箇所に関する各問いに対して、答えを1つ選びなさい。
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。

⑩で示す部分の図記号で、正しいものは。
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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、高圧受電設備で使用される機器の単線結線図上での接地についての正しい知識が求められます。

 

図中の⑩は、変圧器の接地部分を指しています。

このような接地には、変圧器の高圧機器の鉄台や金属製外箱などを接地することで、地絡保護を行うなどの重要な機能があります。

そして、選択肢の中から正解を探すことが求められます。

選択肢1. 解答選択肢の画像

この選択肢は正解です。

この図中の⑩のような接地はこのA種接地工事が必要となります。

選択肢2. 解答選択肢の画像

この選択肢は不正解です。

この接地は変圧器の二次側中性点(低圧側に中性点がなく300V以下の場合は1端子)に行う工事です。

選択肢3. 解答選択肢の画像

この選択肢は不正解です。

この接地工事は系統接地(C種)なので、今回問われているような機器の接地工事とは異なるからです。

選択肢4. 解答選択肢の画像

この選択肢は不正解です。

この接地工事は計器用変圧器や変流器の二次側などへの工事なので図中の記号⑩とは異なるからです。

まとめ

この接地工事の問題を解くのに必要な注意事項を簡潔にまとめてみました。

基本的に以下のような種類の設置工事があります。

A種接地工事:高圧機器の鉄台・金属製外箱・避雷器などに行います。
B種接地工事:高圧を低圧にする変圧器の低圧側の中性点などに行います。
D種接地工事:計器用変圧器や変流器の二次側などに行います。

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02

この問題では、与えられた回路図に基づいて、適切な選択肢を選ぶことが求められます。回路における各電位差や接地の位置、そしてそれが示す意味を理解することが重要です。選択肢には、回路内で正しい接地や電圧の基準を示すための記号が含まれています。これらの選択肢がどのように回路の構成に影響を与えるかを理解することが解答の鍵となります。

選択肢1. 解答選択肢の画像

EAは回路内で適切な接地位置として指定されており、接地が正しく行われています。この位置での接地により、回路内の電位差が正しく基準化され、回路が正常に動作します。
この選択肢は正解です。

選択肢2. 解答選択肢の画像

EBは回路内で指定された接地位置としては不適切です。選択肢に示された接地が、回路内で正しく機能しません。
この選択肢は不正解です。

選択肢3. 解答選択肢の画像

ECは回路内で指定された接地位置としては不適切です。選択肢に示された接地が、回路内で正しく機能しません。
この選択肢は不正解です。

選択肢4. 解答選択肢の画像

EDは回路内で指定された接地位置としては不適切です。選択肢に示された接地が、回路内で正しく機能しません。
この選択肢は不正解です。

まとめ

この問題を通じて、回路内での接地の役割を理解することが重要です。接地は、回路内の電位差や電圧を基準にするための重要な要素であり、正確な位置に設定しないと、誤った結果を引き起こすことになります。接地の役割と基準を意識して、正しい接地ポイントを特定できるようにしましょう。

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